わが家は、新型コロナの打撃を受けて年収が半減しました。
そして実は、今もコロナ前の水準までは戻っていません。
でも、実は貯金や投資に回すお金はコロナ前よりも増えているんです!
収入が少ないことを貯金ができない理由にしていませんか?収入が低くても貯金はできます!
確かに収入が少ないと貯金の難易度は高くなりますが、貯金ができないというわけではありません。
更に言うと、収入が高い=貯金額が大きいとも限りません。
なぜなら貯金にはルールがあるからです。
貯金のルールを理解して習慣を変えれば、少ない給料でも必ず貯金ができるようになります。
その貯金の7つのルールを、FPである筆者が丁寧に解説します。
少ない給料でも貯金することはできる
貯金は、収入が多ければできるというものではありません。
貯金の構造は実にシンプルな引き算で、収入に対して支出が低ければ、その差額分のお金が貯金としてたまっていく、という仕組みです。
収入ー支出=貯金
ということですね。
ほんと、式にするととってもシンプルね!
なので、収入がどんなに少なくても、支出をそれ以下に抑えれば必ず貯金はできます。
逆に、どんなに高い収入を得ても、支出がそれを上回れば貯金はできないのです。
ではどうすれば、収入より支出を少なく抑えられるのでしょうか?
少ない収入でお金を貯める方法~7つのルール~
少ない収入でお金をやりくりして貯めるには、やはりコツというものがあります。
それを7つの鉄板ルールにまとめました。
このルールを守ることができれば、少ない収入でも着実に貯金を増やすことができるはずです。
その7つのルールとは
- 出費の内容を把握する
- 小さい目標を立てる
- 先取貯金をする
- あえて現金を使う
- 固定費を節約する
- 生活習慣を変える
- 投資をする
です。
では、それぞれについて詳しく見ていきましょう。
ルール1:出費の内容を把握する
現状を把握しないで貯金を始めようとする行為は、今の体重が何キロか知らないのに「3キロやせる!」とダイエットを始めるようなものです。
ダイエットだとあり得ないですが、貯金だとこれをしてしまう人が結構多いのが実情です。
まずは、何にどのくらいの出費をしているのか、最低1か月は振り返ってみましょう。
自分の支出の傾向がわかってはじめて、貯金のスタートラインです。
あまり厳密に事細かに把握する必要はありませんが、「家賃」「水道光熱費」「食費」「交際費」「被服費」「雑費」「使途不明金」くらいは最低でも分類してみるのがおすすめです。
細かく家計簿を続けていくのが難しい人でも、スタート前の計測はしっかりと行いましょう!
ルール2:小さい目標を立てる
物事を始めるには、目標設定が大切ですね。
目標が無ければ達成度も分からず、自然と節約をやめてしまったり、逆に過度に貯金をし過ぎてストレスになりかねません。
何事も程よくやれば長期的に続けられます。
貯金は少しづつでも長期的に続ければ、大きな成果を生みます。
そのためには、まず小さい目標から立てるのがおすすめです。
貯金初心者がいきなり「10年で1000万円」のような大きい目標を掲げても、やはり達成するのが困難です。
例えば、「3か月で5万円貯める」くらいの小さい目標からスタートして、「次の3か月は7万円」「次の3か月は10万円」「次の3か月は12万円」と少しづつ増やしていくと、1年間で34万円の貯金になります。
なかなか侮れない金額になるわね!
そうなんです!
その中で、「月に3万円なら貯金できる」「5万円なら頑張れる」というように、自分が頑張れば貯金できる月額を増やしていくと貯金金額は大きく増えていきます。
一気にやろうとせず、小さい目標から徐々に負荷をかけていけば、貯金も上達していきますよ!
ルール3:先取貯金をする
貯金の目標を決めたら、まずその金額を先に貯金用の口座に移す「先取貯金」が鉄板のルールです。
最重要項目と言っても過言ではありません。
「生活してあまったお金を貯金しよう」
は、よほど物欲が無いか、収入が多い人以外は、必ずと言っていいほど失敗します。
まして、少ない収入から貯金するのであれば、先取貯金一択です。
冒頭で、貯金の構造を「収入ー支出=貯金」と説明しましたが、貯金できる人は厳密には
収入ー貯金=支出
という考え方でお金を使います。
この先取貯金のルールは、なんと古代バビロニアの時代からの人類の知恵なのです!
詳しくは下記の記事にまとめてみました。
ルール4:あえて現金を使う
今はキャッシュレスの時代なので、キャッシュレス決済をメインにしている人も多いのではないでしょうか。
キャッシュレス決済は便利な分、「お金を使った」という感覚が得られにくいのがその落とし穴です。
そのためどうしても財布のひもが緩みがちになってしまします。
やはり、本気で貯金をしたいなら、おすすめなのが現金払いです。
財布からお金を取り出して支払うという動作が、「お金を使っている」という感覚を強く意識させるので、財布のひもが自然と固くなりますね。
また、財布の残金が減っていく事で、予算の管理もしやすいというメリットがあります。
時代に逆行しますが、現金で払えるところは現金払いにしてみるのがおすすめです。
私は、ネットショッピング以外は、いつもニコニコ現金払いです
ルール5:固定費を節約する
「収入が少ない!」
「お金が足りない!」
と言いながら、いろんなサブスクをしたり、子供にたくさん習い事をさせたり、キャリアスマホを持つ友人を私は多く見てきました。
これは固定費のかけすぎで家計を圧迫しているのです。
「固定費」というのは毎月定額でかかってくるお金です。
逆に言うと、固定費を見直せば、毎月定額の節約ができるということです。
手始めに、スマホのキャリアを格安スマホに変更することをおすすめします。
格安スマホの価格は、 楽天モバイル の0円から、高くても3000円くらいのものまでで、1000円前後のプランが主流となっています。
一昨年楽天から0円のプランが登場して世間を騒がせましたね!
店舗があまりないといった不便な点もありますが、ネットで手続できる人は、格安スマホに変更した方がお得です。
携帯代の見直しは、1人8000円ほど見込めて、多い場合はこれだけで年間10万円近く節約効果があります!
固定費には、その他光熱費や保険、サブスクリプションなど、様々な項目があります。
固定費節約の10項目をまとめた記事をご参照ください。
ルール6:生活習慣を変える
生活習慣による「無意識の出費」をご存じでしょうか?
例えば
- 毎朝会社の近くのコンビニやカフェでコーヒーを買う
- 毎日昼食は外食かコンビニ弁当
- 歩ける距離なのに日常的にバスや電車を使っている
などです。
このような習慣を持っていると、無意識的に毎日出費を重ねることになります。
1つ1つは大きな金額ではありませんが、積み重なれば大きな額になります。
例えば、
- 100円の習慣を毎日続けると36,500円
- 500円の習慣を毎日続けると182,500円
- 1000円の習慣を毎日続けると365, 000円
と、無意識に使う金額が大きければ大きいほど改善の余地が大きくなります。
こうした習慣を変えるために、
- マイボトルを持つ
- お弁当を持参する
- 早起きして1駅歩く(健康のためにも!)
など、新しいお財布に優しい習慣に刷新していくのがおすすめです。
食費を減らすための新習慣のアイデアはこちらにまとめました。
ルール7:投資をする
実は、お金は現金で貯金しているだけでは目減りしていきます。
それは、インフレで物価が常に緩やかに上昇しているからです。
例えば、先月1本100円だった大根が、今月は1本200円で売られていたとします。
ということは、お金の価値が半減したと考えられますね。
つまり、先月100万円の価値があった100万円は、今月は実質50万円の価値しかないということです。
これを「インフレリスク」と言い、現金は常にインフレリスクにさらされた状態です。
そこで、このインフレリスクから資産を守るのが「投資」です。
インフレで経済が成長すれば、株価も連動して上がるので、インフレによる目減りがありません。
詳しくは下記の記事にまとめました。
ルールの理解で少ない給料でも貯金できる
貯金の一番の核となるルールは
収入ー貯金=支出
という事でした。
収入を得たら真っ先に貯金分を差し引いて、残ったお金で生活をすれば、収入が少ない人でも必ずいくらかの貯金ができます。
貯金額を増やしていくには、7つのルールをクリアして貯金体質を目指しましょう!
最後に、少ない収入でお金を貯めるのに最適な本をご紹介します。
「年収200万円からの貯金生活宣言」という本で、3800人の貯金ゼロ家計を再生させてきた凄腕コンサルタントによる、一生モノの貯金力が身に付く1冊です。
当ブログでは、子育てママのお金に関する様々な役立つ情報を、国家資格FPが紹介しています。
教育資金、老後資金問題を解決したい方は、他の記事もチェックしてみてくださいね♪
コメント