最低限の物だけでシンプルに暮らす、ミニマルな生活に憧れる人多いですよね。
私もミニマリストに憧れて久しいです。
夫などは、整理収納アドバイザーの資格まで取り、本格的にミニマリストになろうとした時期もありました。
それで、しょうくんのママはミニマリストの仲間入りできたってわけ??
いいえ、実はわが家はミニマルな生活に挑んで大失敗をしました。
今回の記事では、我が家が「ミニマリスト生活」を試みたものの、結局断念することになった理由についてお話しします。
子育て中のご家庭では、同じような経験をされている方も多いかもしれませんね。
私たちの経験が参考になれば幸いです。
ミニマリスト生活を始めたきっかけ
まず、わが家がミニマリスト生活を始めたきっかけからお話ししましょう。
数年前、片付けや整理整頓に関する本やブログ記事を読んで、シンプルで整った生活に憧れを抱くようになりました。
ミニマリストがちょうど市民権を得始めた時代です。
特に、子どもが生まれてからは家の中が散らかりやすく、物の管理にストレスを感じることが多くなっていました。
そのため、ミニマリズムを取り入れて、生活をシンプルにし、精神的にもゆとりを持ちたいと考えたのです。
子どもの成長に伴う物の増加で断念
しかし、実際にミニマリスト生活を始めてみると、子どもの成長に伴って物がどんどん増えていく現実に直面しました。
赤ちゃんの頃はまだ必要なものが少なかったのですが、成長するにつれておもちゃ、絵本、洋服、学用品などが増え続け、気が付けば家中が物で溢れるようになりました。
特に、おもちゃや絵本は子どもの好みや成長に合わせて次々と新しいものが必要になるし、兄弟の年齢差もあって、どうしても減らすことが難しかったのです。
小学校に入学してからは、そこにさらに多くの学用品やスポーツの道具までも加わり、洋服や靴の好み、さらにすべてのサイズが大きくなってきて、どんどん物の種類やカサは増加の一途です。
子供の荷物は最低限にしてもどうしても年々増えていくもの
捨ててから買いなおすという大失敗
そんな中、私はいったんミニマリストを断念しましたが、夫が諦めきれずにストレスを抱えるようになりました。
そこで、下の子供が小学生になったことから、再度ミニマリスト生活を続けるための大処分会を行いました。
「今使っている物」以外すべて処分したのです。
ベビーグッズの一切はもちろん、まだ使えるもの、例えば夫婦で新婚時から使っていたダブルベッドやかき氷機まで、ありとあらゆるものです。
かなりの量のものが減り一旦はすごくすっきりして快適でした。
しかしその後
- 書道で汚れてもいい服がない→普段来ているものを汚して新しいものを買いなおし
- お茶碗やグラスが割れた→最低個数以外捨ててしまったため都度都度買いなおし
- 旅行用で下着が足りない→最低数に減らしたけど結局買いなおし
- 筆箱が壊れた→前に使っていた壊れていないものを捨ててしまったので買いなおし
- 水筒が壊れた→前に使っていた壊れていないものを捨ててしまったので買いなおし
- かき氷が食べたい→かき氷機持っていたのにあげてしまったために買いなおし
- 和室に皆で寝ていたからベッドを捨てた→子供が成長してベッドで1人で寝たいと言い出した
こういうことが時間がたつにつれてどんどん増えていき、結局捨てたものと同じようなものを買い足していることに気が付きました。
それなのに夫は、学習デスクまでも処分しようとしていたので、これから中学や高校にかけて絶対に必要になるからと必死に止め、家族で話し合ってミニマリストを目指すことを一時休戦としました。
ミニマルな生活は憧れの目標ではあり、いつかそうなりたい理想の生活です。
しかし、わが家の現実にはそれが難しいことだらけでした。
特に子育て中に物を減らすことは、わが家の場合はストレスにもなり、不経済であるという結論に至ったのです。
物を捨てない義実家に学んだこと
昔の人は物を捨てられない人が多いようです。
昔祖父に言われたことですが、「戦争を経験した人間は、物のない暮らしを経験したから簡単に物が捨てられない」のだと。
旦那の実家は旦那の祖父母との2世帯住宅だったので(今は祖父母は他界)、義父が子供のころの品物まで何でも残っています。
義実家では、その荷物を義母が少しづつ整理しているのですが、使えそうなものは譲ってもらったり、義実家で子供用に使わせてもらっています。
例えば、子供用のキャラクターの茶碗は義父が子供のころに使用し、夫も子供のころに使用したものを、我が子らが使っています。
大昔の物なので、プラスチックではなく瀬戸物のしっかりしたものです。
キャラクター自体はよくわからない漫画ですが、子供は面白がってレトロな食器を楽しんでいます。
百貨店で購入した洋服、ハワイで購入したブランド子供服など、古くは50年以上前の品でも、今の物よりも質が良かったりして気に入って使っているものもたくさんあります。
学習机などもそうです。
昭和のバブル期の当時10万円以上した重厚なつくりの学習机は、コンパクトで薄くて軽い現代の普及している学習デスクとは全く異なります。
今同じクオリティの物を買おうと思うと、もっと高価格になってしまいます
良く言えばアンティーク?な品物を使わせてもらって思うことは、昔(特にバブル期)の物は本当に質が良いということです。
物が今ほど簡単に量産できなかったからか、祖父母が百貨店でものを購入する人だったからか、ちょっとした家具などもしっかりしていて簡単には壊れないし、上質なのです。
物を簡単に買って簡単に捨てる使い捨てではなく、古き良きものをしっかり引き継いで簡単に物を捨てない暮らしもとても大切だと思いました。
とはいえ、部屋を埋め尽くす雛人形や五月人形やフランス人形は要らんけれど・・・・。
子育て中のミニマリスト生活の取り入れ方
捨てない暮らしの利点も分かったうえでも、やはりミニマリストには憧れがありますし、ミニマリスト生活を完全に断念したわけではありません。
私たちは、子育て中でも可能な範囲でミニマリストの考え方を取り入れています。
例えば、購入する物については慎重に検討し、できるだけ良いものを最低数購入するように心がけています。
そして定期的に持ち物を見直し、不要な物は捨てる前に売ったり譲ったりするようにし、処分するようにしています。
また、子どもたちにも整理整頓の大切さを教え、物を大切にする心を育てるよう努めています。
確かに、しょうくんのママのお宅って子育て中にしては物が少なくてすっきりしている印象ね
まとめ
子育て中にミニマリスト生活を実践することは確かに難しい部分がありますが、その中でもできる範囲で取り入れることで、少しでも生活をシンプルにし、心の余裕を持つことができると感じています。
完全なミニマリストでなくても、自分たちの生活に合った形でシンプルな暮らしを追求することが大切だと考えています。
皆さんも、無理なく自分たちに合ったミニマリスト生活を見つけて、日々の生活を楽しんでくださいね。
コメント