スーパーの野菜売り場、最近ちょっと様子が違うと感じませんか?
夏本番を迎え、家庭では冷やし中華やサラダ、BBQなど野菜をたっぷり使う機会が増える時期。それなのに、いつもの野菜がなんだか高い……そんな声もちらほら聞こえてきます。

夏休み目前…特に野菜の価格は気になる!栄養たっぷり野菜たっぷりの食事を食べさせてあげたいものね!
野菜は気候の影響を受けやすく、月ごとに値動きが大きく変わる食材です。
よく使う野菜が高いと家計への影響も大きいので、できればお買い得なタイミングを狙って賢く買いたいですよね。
こうした野菜の価格動向は、毎月農林水産省が発表している調査報告で確認できます。
今回は、農林水産省が発表した最新データに基づいて、2026年夏の野菜の価格動向を見てみましょう。
この記事を読めば、今買うべき野菜と、野菜価格高騰への対策もばっちり分かりますよ!
野菜価格高騰の理由
まずは、野菜の価格が高騰する理由をおさらいしておきましょう。
野菜は、天候不順や自然災害の影響で収穫量が大きく変わります。
旬の時期でも、日照不足や高温・低温、長雨などの育成状況によって値段が高くなることもしばしば。
こうした環境に左右されやすい植物だからこそ、日々刻々とその価格は変動します。
また、産地リレー(季節に応じて主産地が入れ替わっていく仕組み)の端境期にあたるかどうかも、価格に大きく影響します。
基本的に、多く収穫でき供給が多くなれば価格が下がり、収穫量が少なく供給が減れば価格は高騰しますよ。

最近は、ナフサ不足、梱包材の価格高騰で野菜の価格にも影響が…
2026年夏版|野菜価格の見通し
こうした野菜の発育状況から価格の変動見込みについては、毎月農林水産省が調査して発表しています。
調査の内容は、東京都中央卸売市場に出荷される野菜について、主産地等からの聞き取り調査です。例年(過去5か年平均)と比較して、価格の見通しも資料化してくれています。
最新の令和8年7月分の資料(2026年6月30日公表)を抜粋し、下記の表にまとめました。現時点での野菜の価格動向を見てみましょう。
| 品目 | 主産地(入荷シェア) | 価格見通し |
|---|---|---|
| だいこん | 北海道(49%)、青森(35%) | 平年並みで推移 |
| にんじん | 青森(61%)、北海道(21%)、千葉(13%) | 平年並みで推移 |
| はくさい | 長野(87%)、群馬(12%) | 平年を下回って推移 |
| キャベツ | 群馬(72%)、岩手(14%) | 平年並みで推移 |
| ほうれんそう | 群馬(46%)、栃木(33%)、茨城(11%) | 平年並みで推移 |
| ねぎ | 茨城(57%)、千葉(12%)、北海道(5%) | 平年並みで推移 |
| ブロッコリー | 北海道(72%)、長野(22%) | やや平年を上回って推移 |
| レタス | 長野(84%)、群馬(13%) | 平年並みで推移 |
| きゅうり | 福島(44%)、岩手(13%)、秋田(10%) | 前半:やや上回る/後半:平年並み |
| なす | 群馬(43%)、茨城(22%)、栃木(17%) | 平年並みで推移 |
| トマト | 北海道(23%)、青森(13%)、岩手(12%)、群馬(11%) | 前半:やや上回る/後半:平年並み |
| ピーマン | 茨城(44%)、岩手(25%)、福島(7%) | 前半:やや上回る/後半:平年並み |
| ばれいしょ | 茨城(23%)、静岡(23%)、長崎(22%)、千葉(20%) | 前半:やや上回る/後半:平年並み |
| さといも | 鹿児島(46%)、宮崎(25%)、千葉(15%) | 平年並みで推移 |
| たまねぎ | 兵庫(32%)、佐賀(32%)、香川(10%)、北海道(7%) | 平年を下回って推移 |
注:「平年並み」とは、平年(過去5か年平均)との比率が概ね90%以上、110%以下であることを示しています。
はくさい・たまねぎが安値傾向の見込み
2026年夏は、はくさいとたまねぎが、平年を下回る安値傾向となる見込みです。
はくさいは主産地の長野県・群馬県で6月上中旬の低温により一時的に生育が鈍化したものの、気温上昇とともに回復し、出荷量が平年をやや上回る見込みなのだそう。
たまねぎは兵庫県・佐賀県産が中心の出荷で、佐賀県産の出荷量がやや平年を上回る見込みのため、全体として価格は平年を下回って推移するとされていますよ。
さっぱりとした浅漬けや、たまねぎたっぷりのマリネなど、夏らしい副菜にこの2つを活用するとお財布に優しそうですね。

たまねぎって常備野菜の定番だし、万能な野菜だからとっても助かるわ!!!!
今ブロッコリーはなぜ高い?
2026年7月に月間を通してやや高値傾向となっているのがブロッコリーです。
主産地は北海道と長野県で、両産地とも作付面積は増加傾向にあり、出荷数量自体はやや平年を上回る見込みとされています。それでも価格がやや高めに推移する背景には、健康志向の高まりなどによる需要の底堅さがあるとみられます。
供給が増えても、それ以上に需要が伸びていれば価格は下がりにくくなるためです。
また、きゅうり・トマト・ピーマン・ばれいしょについては、7月前半は主産地の天候不順(曇天や降雨による生育の遅れ)の影響でやや高値、後半は後続産地の出荷が本格化して平年並みに落ち着く見込みとされています。
つまり、7月前半は品目によっては割高、後半になるほど値ごろ感が出てくる可能性がある月と言えそうですね。

トマトやきゅうりなどのいわゆる夏野菜は、出荷時期が遅れてるってイメージね。7月後半ごろからの価格の鎮静化を期待しましょう。
野菜価格高騰への賢い対策3選
そんな、野菜価格高騰に備えて家庭でできる賢い対策を3選ご紹介したいと思います。
冷凍野菜を活用する
値段が安定している冷凍野菜。
栄養価が気になる人もいるかもしれませんが、冷凍野菜の栄養価は生野菜と比べても大きく劣るわけではないとされています。
旬の時期に収穫後すぐ冷凍加工されるため、保存中の栄養損失が少ないという特徴もあります。
価格が読みにくい生鮮野菜の代わりに、冷凍のブロッコリーやほうれんそうなどを常備しておくと、献立の幅も広がり家計も安定しやすくなります。
業務用スーパーで容量の多いものを買う
高騰している野菜も、業務用食材を大ロットで購入すると、グラム当たりの価格は下がる傾向にあります。
一般的なスーパーから、業務スーパーなどでのまとめ買いにシフトしてみるのもおすすめです。夏場は保存の効く根菜類(じゃがいも、たまねぎなど)をまとめ買いし、冷暗所で保管するのも一つの方法ですね。
家庭菜園をする
野菜によっては、ベランダなどでも低コストで簡単に育てられるものがあります。
夏場はプランターでのミニトマトやきゅうり、ハーブ類などが育てやすい時期。上手に育てれば、価格が変動しやすい果菜類を自宅で確保でき、節約効果も期待できます。
2026年夏の野菜価格まとめ
2026年7月は、はくさい・たまねぎの2種類がお買い得になる見込みです。
一方で、ブロッコリーは月を通してやや高値、きゅうり・トマト・ピーマン・ばれいしょは月の前半にやや高値となる見込みなので、献立を組む際は後半にまとめ買いするのも一案です。
安く買える野菜をうまく活用しながら、賢く節約して夏野菜をたっぷり楽しみたいですね!

今年の夏は、ポイントを押さえて野菜を購入すれば、野菜たっぷりの食卓も叶いそうね!
出典:農林水産省「野菜の生育状況及び価格見通し(令和8年7月)について」(2026年6月30日公表)





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