女性の働きやすさワースト2位の日本|国際女性デーにママと仕事について考察する

3月8日は「国際女性デー」だそうです。

Googleの検索窓も「国際女性デー」仕様になっていましたね。

ニュースでも、「女性の働きやすさランキング」で日本はワースト2位だという報道もありました。

これらちなんで今回は、女性の働きやすさや、ママと仕事について考察してみたいと思います。

国際女性デーとは

3月8日は「国際女性デー」だそうです。

そのツールは古く、ニューヨークで1908年に起こった女性の参政権を要求するデモだそうです。

そして、1975年には国連が「国際女性デー」を制定し、その時代に応じたテーマを掲げるようになりました。

ちなみに、2022年のテーマは「持続可能な明日に向けて、ジェンダー平等をいま」だそうです。

日本の女性の働きやすさワースト2位

今ニュース報道で話題となっている「女性の働きやすさランキング」で日本はワースト2位というトピック。

これは、3月7日に英誌エコノミストから発表された、先進国29カ国が対象の、女性の働きやすさを指標化した2021年のランキングの結果です。

男女間の賃金格差や女性の管理職の割合など、10の指標に基づいてランキングされているそうです。

日本は29カ国中28位で、最下位は韓国です。

日本と韓国は2016年から6年間同じ順位で、首位は2年連続でスウェーデン。上位4カ国を北欧諸国が占めています。

日本ってやっぱり女性がとっても働きにくい国なのね!

Twitterでも話題沸騰

この結果を受け、Twitterでも今話題沸騰中のようで、下記のような意見がありましたので引用させていただきます。

  • これじゃあ、結婚も子育てもできるわけない
  • 要は男性の家事育児参加ランキングって事
  • 「多様な働き方」をいかにして実現していくか
  • 女性の働きやすさワースト2位の国で私たちよく働いてる
  • 女性がいまだに家庭と仕事のどちらかを選ばなければならないという状況
  • 女であるということだけで軽んじられる日本の職場
  • 女性が働きにくい国で少子化が止まらない
  • 男女の賃金格差も解消せず、家事の負担も女性に偏り、女性の管理職も少なく、子育てへの支援も少ない
  • 女性が働きやすくも暮らしやすくもない国だよね。 そのクセ結婚だ子供だって負担ばかり押し付けるよね。 女性を大切にしないと、子孫も無くなって、国滅ぶよ?

皆さん女性の働きにくさというのを常日頃から感じられているようです。

「女であるということだけで軽んじられる日本の職場」これは私もひしひしと感じています!

ママと仕事

働く女性の中でも、特に働きにくさを感じるのは子育て中のママではないでしょうか?

日ごろの家事育児負担に加え、学校の行事ごとやPTAは母親の仕事で、子供が体調を崩して会社を休むのは女性です。

まず、会社に出るまでの負担がここまで女性に偏ることが日本のナンセンスさです。

女性の働きやすさが欧米諸国と同水準にならないのは、日本の働くママの家事負担があまりにも大きいこともその原因の一つでしょう。

それに加えて、やはり日本の社会は、少なからず根強い男尊女卑が残っているように思います。

長時間働ける男性がえらいのか?

ここからは私の体験談をお話します。

私は下の子が1歳になるころから子供を保育園に預けて働き始めました。

保育園のお迎えがあるので、16時までの時短勤務です。

勤めていた会社は10時始業18時定時の7時間勤務の会社で、私は9時には出勤し、昼休みはお弁当を食べながら仕事をし、7時間弱の労働時間を何とか確保して仕事を続けていました。

もちろん1時間早く来ても、昼休みを返上しても手当てがつくわけではなく5時間分の給料です。

それでも16時退社には絶対に仕事を終わらせなくてはならないため、そうして何とか仕事をこなしてきました。

短い時間にどれだけ集中して仕事をしても、朝は10時ギリギリに出社して、お昼も1時間しっかりとって18時まで働く男性正社員の方が絶対的に評価される会社でした。

もらえる仕事も、時短だからと大きな予算が付くものは任せてもらえず、それでいて同じよう売り上げを上げていないという評価をされました。

18時までの2時間会社に居られないというだけで、とても肩身の狭い思いを強いられたものです。

お茶くみや電話は女性の仕事か

この会社に勤めていたころ、朝9時誰もいない会社に出社すると、毎朝食器洗いから仕事をスタートさせました。

それは、男性社員が夕方に来客や会議で使ったコーヒーカップをそのまま置いて帰るからです。

私が毎朝そのカップを洗うのを、男性社員は当たり前に思っているかのようでした。

また、来客があったときには名指しでコーヒーを持ってくるように言われることも多く、作業に集中して電話の音が聞こえずに無視してしまうことがあると、「電話に出ない」と小言を言われるのです。

同じように業務をこなしているのに、お茶くみや食器洗い、電話対応がなぜ女性の仕事になるのか、いつも憤りを感じていました。

育児よりも仕事を優先させろ

そんな会社でしたが、リモートで働くようになり、このような女性差別の負担がかなり軽減されました。

しかし、在宅勤務ゆえに、16時で退社させてもらえない事や、子供の行事に出られないような無茶なスケジュールを強いられるようになりました。

お迎えの時間が決まっていて何度も断っているのに、その直前の時間に外せない大事な会議などを入れられるなどして、何度幼稚園バスを逃して園に謝って迎えに行ったことか知れません。

働きやすさのために在宅勤務をしているのに、こちらの状況を顧みず

「仕事はちゃんとしてもらわないと困ります」

と無理なスケジュールを会社は平気で強いてきては、フットワーク軽く時間の融通が利く男性社員と比較されることもしばしばでした。

こんな社会で働くママはえらい!

愚痴のようになってしまいましたが、これらは私が働くママとして経験してきたリアルな実情です。

他にももっとひどい扱いを受けたり、大変な思いをされているワーキングママが日本中どのくらいいるでしょうか?

中には職場環境に恵まれてストレスなく平等に働けている方もいるかもしれませんが、日本においては圧倒的に前者が多いはずです。

こんな社会で働くママは本当にえらい!

そうほめてあげたいと同時に、どうか数年先には働く女性も、働くママさんも、働きやすい国になるように願ってやみません。

次の「国際女性デー」の頃には、女性の働きやすさにおいて、日本はどのような評価を受けるのでしょうか?

しょう君のママ
しょう君のママ

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