【要注意】ジュニアNISAは問題点だらけ?|5つのデメリットと積極的に利用すべき人とそうでない人

ママ向け投資
しょう君のママ
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今日は、ジュニアNISAのデメリット・問題点を国家資格FPの筆者が解説します。

2023年に終了してしまうジュニアNISA。

駆け込み需要があってか、当ブログでもジュニアNISAの記事にアクセスが集まっているようです。

子供の教育資金におすすめのジュニアNISAですが、全くデメリットがない完全無欠の制度かと言うとそうではありません。

おすすめのジュニアNISAではありますが、やはり問題点があることも事実です。

ママ友
ママ友

え、そうなの?問題点があるなんて知らなかったわ!

ジュニアNISAに限らずですが、問題点やデメリットを把握せずに、制度を利用をするのはおすすめできません。

何事にもメリットがあればデメリットもあります。

そのデメリットを理解した上で、適正なリスクをとれる方だけが、ジュニアNISAを利用してメリットを享受できる人です。

確かに、デメリットを理解せずにお得だからって飛びつくのは安易よね、、、

ということで、ジュニアNISAで資産運用を考えている人は、まずはこの記事でデメリットや問題点の理解を深めましょう。

今回は、ジュニアNISAの5つのデメリットと、ジュニアNISAを積極活用すべき人とそうでない人の条件についてまとめました。

ジュニアNISAの5つのデメリット・問題点

非課税で株式や投資信託を運用できるジュニアNISAですが、下記のような5つのデメリットには注意が必要です。

  1. 元本割れのリスク
  2. 制度の終了が決まっている
  3. 損益通算ができない
  4. 金融機関の変更ができない
  5. 都ちゅう引き出しは課税対象になる

これらの問題点について、下記より詳しく解説していきます。

1.元本割れのリスクがある

ジュニアNISAは定期預金ではなく、株式や投資信託などの投資商品を扱うので、当然元本が保証されていません。

投資した金額が減ってしまうリスクがあるからこそ、高いリターンが期待できる、リスク商品であることを忘れてはいけません。

長期投資はリスクが小さい

2.2023年12月末で制度が終了する

2021年に発表された新NISA制度では、ジュニアNISAが2023年12月末をもって終了するとのこと。それ以降、新たに買い付けをすることができません

投資できる期間がもう残りわずかになっているため、使える非課税枠が限られています。

長期的に積み立て投資を検討している人にとっては、投資期間が十分確保できない可能性があります。

非課税期間は子供が20歳まで継続

ジュニアNISAの制度の新規受付自体は2023年をもって終了しますが、これまで預け入れた非課税枠が消えるわけではありません。

2023年以降は「継続管理勘定」となり、子供が20歳になるまではずっと非課税で保有することができます。

なんだ、買い増しができなくなるだけで、2023年で強制的に払い出されるわけではないのね!

3.損益通算ができない

ジュニアNISAに限らず、NISA制度では、NISA口座で損失が生じたとしても、他の口座で得た利益(売却益や配当など)と損益通算ができません。

たとえば他の口座で50万円の利益、ジュニアNISA口座で100万円の損失が出た場合、トータルでマイナス50万円になっているにもかかわらず、他の口座の利益50万円に対して約20%の税金がかかってしまいます。

NISA口座がマイナスの時プラスマイナスがない時NISA口座がプラスの時
NISA口座損益-100万円-50万円+100万円
一般口座損益+50万円+50万円-50万円
トータル損益-50万円±0+50万円
税金10万円10万円0円

通常であれば損益通算によって税金がかかりませんが、NISA口座は損益通算の対象外なので、収支がたとえマイナスだったとしても税金を支払うことになります。

課税対象の講座でも運用している人は、注意が必要ですが、NISA口座のみの運用であればデメリットにはなりません

4. 金融機関が変更できない

一般NISAとつみたてNISAは年に1回であれば金融機関の変更ができます。

ジュニアNISAの場合はこの金融機関の変更が認められていません。

金融機関を変更する場合、一旦ジュニアNISA口座を廃止して、変更先の金融機関で新規にジュニアNISA口座を開設することになります。

この際に払い出しの条件を満たしていなければ、売却益や配当に対して税金がかかります

新規口座開設にも1か月~2か月時間がかかるので、途中で変更しなくて済むように、最初の口座選びが大切です

5.途中引き出しで課税対象になる

ジュニアNISAには出金できる年齢に制限があるのが特徴です。口座開設者のお子さんが3月末時点で18歳になる年の年末まではお金を引き出せないのです。

18歳未満での引き出しや口座廃止をすると、非課税になるはずの配当金や売却益が課税対象となってしまいます。

途中で引き出すと、ジュニアNISAのメリットが全部水の泡になるってことね!

新NISA制度で子のデメリットがなくなる

2024年からの新NISA制度では廃止になるジュニアNISA。

2023年12月末以降入金ができない代わりに、2024年1月以降は年齢にかかわらず非課税での出金が可能になります。

お子さんが18歳以下でも、2024年からはお金の引き出しが可能なので、引き出しのデメリットが解消されますね。

ジュニアNISAを利用すべき人とそうでない人

ジュニアNISAには上で説明したようなデメリットがあります。

上記のデメリットを踏まえたうえで、ジュニアNISAを積極利用するべき人はこんな人です。

ジュニアNISAを利用すべき人
  • 元本割れのリスクを理解して、長期的な資金調達を見据えている人
  • NISA口座のみを運用しているか、損益通算ができないことも許容できる人
  • 子供の教育資金など、生活とは別で資金を用意して運用を考えている人
  • 自力で口座開設をして、投資商品の購入をすることを考えている人

リスク許容度があって、自分で手続をしようと考えている人は、ぜひジュニアNISAを積極的に利用しましょう。

デメリットばかりを取り上げて脅したようですが、ジュニアNISAは本来メリットたくさんのお得な非課税制度です。

ジュニアNISAのデメリットを理解したあなたは、下記の記事を読んでぜひジュニアNISAを始めましょう♪

逆に、こんな人にはジュニアNISAはおすすめできません、、、。

ジュニアNISAを利用すべきでない人
  • 元本割れは絶対に許容できないし、投資は怪しいと思っている人
  • 投資に回す余力資金がない人
  • よくわからないので金融機関の窓口に相談に行こうと思っている人

こんな人はまず、「投資とは何か?」を学び、貯金のリスクを理解しましょう。

そして、節約で月3万円、5万円と捻出するところから始めましょう

千里の道も一歩からです。まずは投資資金作りです。

デメリットも理解したうえで、ジュニアNISAを使って子供の教育資金を貯めようと決めた人は、教育資金はいくら貯めたらよいのか、NISA制度をそんな風に活用したらいいのか、ぜひ下記の記事も合わせてご覧ください^^

ということで、今後も「ママのためのお金の講座」をお楽しみください^^

しょう君のママ
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