昔、社会科が嫌いだったママでも大丈夫!親切丁寧に基礎の基礎から経済のおさらいをしましょう。
このブログを投資て、「投資に興味が出てきた」「実際に投資してみよう」そう思い始めた子育てママさんも少なからずいらっしゃると思います。
過去には、投資に関する参考になる書籍なども様々紹介してきましたが、
いやもっと、基本的なところから教えてほしいねん!
というご意見もいただいています。
そうそう、「インフレ」とか「金利」とか、こういう言葉って、何となくはわかるんだけど、正確に明確に理解できていないせいで、本の内容の理解が曖昧だったり、しっくりこなかったり、難しく感じるのよね、、、。
と言うことで今回は、経済の基本であるインフレやデフレの仕組みや、経済指標などの用語について説明します。
基本的なことが理解できると、社会で起こっている経済の流れがつかめるので、家計を預かる主婦としては、お金をどのようにしておけば安全なのか、増えるのかと言うことへの理解に繋がりますよ!
- 大人になったからこそ改めて深く理解できる経済の基本
- 経済に全く興味がなかった人も学び直しができる
- 経済の基礎知識が付くだけで、マネーリテラシーが上がる
- 知識を身につけることは、お金を増やす、お金を貯める、お金を守る(だまし取られない)の第一歩となる
- 主婦こそ経済や景気についてはよく知っておくべき
主婦こそ経済の知識を
これから株をしてみようかな、NISAを始めようかな、、、そんな風に資産運用に興味を持ち始めるママさんも、このコロナで増えたと思います。
株式投資などは経済状況に大きく左右され、景気が株価に様々な影響を与えています。
もちろん、経済知識が全く無くても、投資をすること自体は誰にでもできます。
ただその場合、購入の判断は全ては「他人の知識」や「自分では理解していない誰かの意見」に頼ることになります。
それってかなり怖くないですか?
知識は自分や自分のお金を守るための武装です。騙されたり損したくない人は、最低限の知識を持ち、自分で判断する力を育てましょう!
私もかつて、無駄な金融商品を買わされて損をした経験から、FPの勉強や投資を始めました!
家計を運用する主婦とお金、そして経済は切っても切れない密接な関係です、お金の大切さを身に染みている子育てママさんこそしっかり経済についても学んでいきましょう。
主な「経済指標」の解説
ニュースを見ていて経済の話になったら、まさかチャンネルを変えたりしていませんよね?
み、耳が痛い・・・・・
経済ニュースって、わからないから見ない。かつて私もそうでした。
ただ、少し用語を知っているだけでも、「そういうことか」と内容が理解しやすくなるんです。
大人として、経済関係のニュースがより分かるようになるために、ニュースによく出てくる「経済指標」の用語解説から始めましょう!
※経済指標・・・・景気が良いか悪いかを判断するための指標
- 国内総生産(GDP)
- 物価指数
- マネーストック
- 経済成長率
- 景気動向指数
- 日銀短観
上記の用語は新聞やニュース番組でもよく目に触れますね。
今回は、上記の経済指標をご紹介します。
国内総生産(GDP)とは
GDPとは、国内で生産されたモノやサービスの付加価値の合計額です。
“国内総生産”ですので、日本企業が海外支店等で生産したモノやサービスの付加価値は含まれません。
GDPは内閣府によって年4回発表されます。
経済成長率とは?
経済成長率とは、1年間における一国の成長の度合いを表します。
具体的には、実質GDPの1年間の伸び率を表します。
実質GDPとは、GDPを時価で評価した「名目GDP」の値から、物価変動の影響を除いた数値を指します。
「名目GDP」はGDPを時価で評価したもの。
「実質GDP」はGDPを時価で評価した値からさらに物価変動の影響を取り除いたものね。
物価指数とは?
「物価指数」と言う言葉も、ニュースでよく耳にしますね。
物価指数には、「消費者物価指数」と「企業物価指数」があり、総合的な物価の水準を指標によってあらわしたものを指します。
消費者物価指数
消費者物価指数は、全国の世帯(一般の消費者)が購入する商品やサービスの価格等を総合した物価の変動を測定するものです。
指数計算に採用している各品目は総務省統計局実施の家計調査の結果等に基づいていて、総務省によって毎月測定し発表されています。
消費者物価指数は、各種経済施策や年金の改定、インフレ率の測定などに利用されます。
企業物価指数
企業物価指数は、企業間で売買される商品などの価格変動を示す指標です。
従来は「卸売物価指数」と呼んでいましたが、2003年1月公表分から名称変更しました。
原油価格や為替相場の影響を受けるため、消費者物価指数よりも値動きが激しいのが特徴です。
消費者物価指数とともにインフレ率の判断に用いますが、速報値の公表が早く、景気動向や金融政策の判断材料としてより重要視されています。
企業物価指数は、日本銀行によって、毎月測定されて公表されています。
マネーストックとは?
マネーストックとは、「金融部門から経済全体に供給されている通貨の総量」つまり、個人や一般法人、地方公共団体などが保有する通貨の総量です。
金融機関・中央政府が保有する通貨はこれに含みません。
マネーストックは、日本銀行によって、毎月測定されて公表されています。
平たく言うと、銀行と政府以外に出回っているお金の総量ってことよね!
3つの景気動向指数とは?
景気動向指数とは、内閣府が毎月発表している3つの指標で、景気の状況を総合的に判断するための景気指標です。
先行指数
- 新規求人数(求人が増えると今後の景気が良くなる)
- 新設住宅着工面積(新設住宅が増えると景気が良くなる)
- 実質機械受注(生産を増やすために機械の受注が増えるので景気が良くなる)
などの指数ではかられ、景気に先行して動く指数の動向を追います。
一致指数
- 鉱工業生産指数
- 有効求人倍率
など今現在の景気の動向がわかる指数で、景気動向の判断には一致指数が採用されています。
遅行指数
- 法人税収入
- 家計消費支出
- 完全失業率
なそ、経済の状況の結果として後から遅れて動く指数が、遅行指数です。
日銀短観とは?
日銀短観の正式名称は「全国企業短期経済観測調査」といい、統計法に基づいて日本銀行によって年4回実施されています。
上場企業や中小企業に対し、現状と3か月の景気動向のアンケート調査を行った集計結果が、日銀短観です。
全国の企業動向を正確に把握し、金融政策の適切な運営に用いることを調査の目的としています。
短観では、自社の業況や経済環境の現状・先行きについてどうみているかと言う業況判断に関する項目や、売上高、収益、設備投資額などの事業計画の実績・予測値など、企業活動全般にわたる項目について調査しています。
中でも注目されているのが、「業況判断DI」と言う指標です。
業況判断DIとは、企業の景況感を表す指数です。
短観で企業は業況の現状と先行きについて、「良い」「さほど良くない」「悪い」の3つの選択肢から選ぶアンケートにおいて、「良い」と回答した企業の割合から「悪い」と回答した企業の割合を引いて計算します。
業況判断DIがプラスであれば景気は良い、マイナスであれば景気は悪いと判断できます。
用語説明ばかりだとちょっぴり飽きってきますよね!ちょっと用語がわかると、こういう経済書を読んでみるとすごく面白いものですよ!
「景気」ってなんだ?
続いて「景気」のお話です。
「景気がいい」とか「景気が悪い」とか言われますが、それっていったい具体的にはどういうことなのでしょうか?
名前は知っているけど中身はいまいち曖昧な代表格「インフレとデフレ」、そして実際に景気が及ぼす影響についてみていきましょう。
インフレ―ション(インフレ)とは?
インフレ(インフレーション)とは、物価が上昇して、お金の価値が下がる経済現象のことです。
景気が拡大するときにインフレは起きやすいと言われています。
例えば、初任給が2万円の時代にとっておいたおじいちゃんの5千円の引き出し貯金、現在の価値はどうなっているでしょう?
貯金した当時は給料の4分の1の価値ですが、初任給20万円の現代では給料の40分の1の価値となり、同じ5千円なのに置いておくだけで価値が10分の1に減ってしまったということです。
これは、物価が上がった結果、同じ5千年の貨幣価値が下がっているということです。
▼インフレについてはこちらの記事にもさらに詳しくまとめました
デフレ―ション(デフレ)とは?
デフレは、インフレの真逆の現象です。
物価が継続的下がることで、貨幣の価値が上がります。
景気が縮小するときにデフレは起きやすいと言われています。
モノの値段が下がって、お金の価値が上がったらなんだか主婦にとってはうれしい気がするんだけど?
消費者の目線で、買い物するときはそういうメリットもありますが、経済の成長が縮小するということは、結局お給料もモノの値段と同じように下がってしまうということです。
景気が及ぼす影響
景気が良くなったり悪くなったりすると、人々にどういう影響を与えるのか?
「金利」と「株価」についてみていきましょう。
景気が金利に及ぼす影響
景気が良くなりインフレになると、モノの値段が上がるために、お金を借りる人が増え、金利も上昇します。
逆に、景気が悪くなるとものを買うためにお金を借りようとする人が減るため、金利も下落するのです。
景気が株価に及ぼす影響
景気が良くなると、企業の業績もよくなるので株価は上昇します。
景気が悪くなると、企業の業績も悪くなって株価は下落します。
好景気 | 不景気 | |
---|---|---|
インフレ・デフレ | インフレ | デフレ |
物価 | 上昇 | 下落 |
貨幣価値 | 下がる | 上がる |
金利 | 上昇 | 下落 |
業績 | 上昇 | 下落 |
株価 | 上昇 | 下落 |
景気のサイクルは「不景気」→「景気の拡大」→「好景気」→「景気の下降」→「不景気」のサイクルを繰り返してめぐっています。
現在のコロナ不況、今後の経済動向はどうなっていくのかしら?今後は経済のニュースにも注目してみるわ。
まとめ
今回は、珍しくまじめな経済と景気の話を取り上げました。
各指標が読み解けることで、今後のお金の動きも敏感に察知できるようになり、また経済と株価への影響も考えながら、投資の判断にもつながると思います。
もっと、経済や景気の話を掘り下げて知りたいなと言う方は、こちらの本が大人気でおすすめです!
大人になって学び直すからこそ深い学びが得られることや、生活に直結させることができるんですよね!
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