ランドセル選びは、一生に一度。
失敗しないためにはどうすれば良いのか、何をどんな基準で選べばいいのか、ランドセルの選び方について気になっていませんか?
世にいうキラキラした「ラン活」には振り回されたくないけれど、やっぱり失敗はしたくないから役に立つ情報は欲しいですよね。

そうなの!でも、ランドセルメーカーの情報にあおられるのは嫌だし、SNSは意識高い系の自慢話ばかりだし、本当はいくらのを買ったのかとか、いつ頃買ったのかとか、どんな後悔や失敗をしたのかとか、リアルな情報が知りたいのよね!
その気持ちよく分かります!
2人の小学生のラン活を終えた筆者、そして周りのママ友から聞こえてくる「ラン活失敗したな」という声。
これらの情報をラン活前に知っていたら、どんなに役に立つだろうかと思いました!
そこで今回は、これからラン活を迎える方のために、「ラン活の失敗談」から、失敗しないランドセルの選び方のポイントを10選にまとめてみることにしました。
ランドセル業者ではない、完全にユーザーである普通の2児のお母さんとしての、ランドセル選びのリアルな情報(特に失敗からの学び)をお届けできたら幸いです。
ランドセルの選び方で失敗しないポイント10選
ランドセルの選び方の失敗ポイントを、項目ごとに10選でまとめてみました。
それぞれのポイントで失敗しないように気を付ければ、ランドセル選びも後悔のないものになるはずです。
ラン活失敗ポイント1【デザイン】1年生の好きなデザインは危険
「子供の持つものだから、子供が気に入ったものを」
そんな風に思って、好きなデザインを100%子供任せで選んでもらうと、たいてい低学年のうちに
「このランドセルは嫌だ」
となってしまうようです。
特に女の子は、1年生が好みそうな派手な刺繍や奇抜な色、デザイン、キャラクター(サンリオ・ディズニーなど)ものなどを選んでしまった場合、6年間どころか低学年のうちに買い替えなければならなくなることもあるようです。
「1年生の好みと6年生の好みは全く違う」
ということを念頭に入れて、「今一番欲しいものにするか」「6年間持っても恥ずかしくないものか」各家庭の判断で決めるべきだと思います。

うちは、プリンセスデザインのディズニーランドセルを買った娘が、3年生になって「恥ずかしい」ってすごく嫌がってるの。
もう少ししたら、新しいランドセルを買い替えるか、普通のリュック登校にするか、、、悩んでるわ。
ラン活失敗ポイント2【重さ】本革は重すぎる
本革のランドセルは、とにかく重いです。
子供も「友だちのランドセルは軽いのに、自分のは重い」と比較して不満を覚えたり、学校から家が遠い子はその重みの辛さから登校を渋ったりすることもあるようです。

懇談の帰りに、子供のランドセルを家まで持って帰ったんだけと、腕がしびれるくらい重かったのよ!本革に教科書びっちり詰めたら、当然重いわよね。大後悔!大失敗よ!
子供の負担を考えるのであれば、風合いなどよりも、機能性重視のクラリーノなどの軽くて丈夫な合成皮革がおすすめです。
登下校は毎日のこと、小さい体にかかる負担は計り知れません。
ラン活失敗ポイント3【収納力】大容量にすればよかった
工房系のランドセルにありがちなのが、「小さすぎる」という問題。
A4フラットファイルに対応していても、マチが小さかったりすると、荷物が全然入らず、巾着をぶら下げたり、手提げバックを持ったりと荷物が増えてしまいます。
ランドセルを購入する際は、できるだけ大容量のものを選んだ方が、後々の子供の負担は少なくなります。

ランドセルは「通学カバン」ですから、大容量の荷物が入るのは当然の機能です。体操服、水筒、給食袋、我が家はこのランドセルに全部突っ込んで登校していますよ!
ラン活失敗ポイント4【色】淡い色は汚れが目立つ
白、水色、ラベンダー、薄ピンクなど淡くてきれいなパステルカラーのランドセルも増えてきましたが、注意すべきはその色の数年後の姿です。
やはりうすい色は汚れや傷が相当目立ちやすく、くすんでくるので、買ってしまって後悔しているという声をよく耳にします。
子供の好きな色を選ばせてあげたい半面、汚れてしまったら悲しくなるということも伝えて、できるだけパステルではない色を選びたいものです。

伝統的なランドセルカラーが「黒」と「赤」という濃い色になっている理由がよく分かるわね。
ラン活失敗ポイント5【価格】そんな安いランドセル知らなかった
ランドセルの相場は、7~10万円ほど。
百貨店では10万円を超えますし、イオンやニトリのランドセルでも3万円以上はしますね。
なので、ランドセルを5万円で買えたら安い方だと一般的には思われているようです。
でも実は、3万円以下のランドセルもたくさん出回っているのをご存じでしょうか。
そういった情報を後から知って後悔しているという方も多くいますので、格安のランドセルのクオリティや値段が安い理由などを情報として”知っておく”ということがとても大切だと思います。

買う買わないはさておき、低価格帯のランドセルが存在することや、なぜ安いのかということを知識として知っておくことで、ランドセルを選ぶ目線も少し変わってくると思うのです。
ラン活失敗ポイント6【扱い】子供には高級品すぎた
高級な本革のランドセルを持たせても、子供にとったらランドセルはただの通学カバンです。
放り投げたり、踏んだり、そこらへんに放置したり、とくに男の子は乱暴に、粗末に扱ってしまうものです。
そのたびに
「丁寧に扱いなさい!」
「大事にしなさい!」
とイライラして叱ってしまうのは、やはり高級なランドセルを買い与えてしまったが故の宿命です。
安いランドセルだと、その点ストレスの度合いは少なくて済みそうですね。

毎日ストレスをためながら叱るのも嫌ね。子供に10万円以上もする高級なカバンを与えた方がそもそも間違いだったのかもね。
ラン活失敗ポイント7【機能】お洒落すぎて機能性ゼロ
工房系のおしゃれなランドセルにありがちなのが、機能性の悪さです。
- ロックが自動ではなくて手動
- ポケットが使いづらい
- フックが1個しかついていない
- 鍵をつけるDカンがついていない
- 肩ベルトの立ち上がりがない
- 刺繍が繊細過ぎる(すぐほつれる)
こういった機能性の悪さが使い勝手を悪くし、子供の毎日のプチストレスになることもあります。
デザイン性ばかりではなく、機能性についてもしっかりと比較検討する必要があります。
ラン活失敗ポイント8【保護】最初からカバーをしておけばよかった
本革が雨に濡れてよれてきたり、色あせやくすみ、傷や汚れからランドセルを守るには、最初からランドセルカバーをつけておくのがおすすめです。
6年間も毎日使うものだからこそ、きれいに保つためには、最初からしっかりと対策をとっておきたいものです。
最近では、かわいいランドセルカバーもたくさんあるので、ランドセルをシンプルなものにして、その時々の気分や好みに合わせてランドセルカバーを新調して、デザインの変化を楽しむというのも一つの方法ですね。
ラン活失敗ポイント9【時期】高い時期に購入してしまった
ランドセルは、購入時期によって価格が変わります。
早割や超早割特典というのがあるため、ランドセルをとても早くから購入する人も居ます。
一方で、秋以降になると昨年度モデルの型落ちランドセルの割引販売がスタートしますので、一番高い正規の値段で買わなくて済むように、購入時期は、超早いか、ギリギリ遅いかのどちらかがおすすめです。
ラン活失敗ポイント10【使い方】結局6年間も使わなかった
高学年の親御さんからの情報によると、結局のところ、6年間ランドセルを使ってくれないことも結構あるということです。
6年間使うものだからと気合を入れて高いランドセルを購入しても、5.6年生になると、おしゃれなリュックサックを持ちたがるという声もちらほら。

確かに、5,6年生で体が大きくなってきて、荷物も増えてくると、ランドセルじゃないほうが良くなってくるのもわかるわね。体の大きい子だと、ランドセルが小さすぎて物理的に持つのが無理な場合も出てくるだろうし。
こうなると、4年ほどしか使わないなら、そこまでいいものを買わなくてもよかったのに、、、、とがっかりすることもあるようですね。
「ランドセル買うの早すぎた」が意外に多い失敗
これは番外編ですが、私の周りのママ友の中で「早割」や「超早割」を利用して早々にランドセルを買ったママさんたちが、後悔している確率が高かったという意外な事実があります。
割引で早く買えるのは有り難い反面
- 子供の好みが変化した
- 後からもっといいランドセルに出会ってしまった
- 知らなかった情報を入手してしまった
- 遅い時期のセールの方が割引率が高かった
こういった理由で、「こんなに早く買わなければよかった」と後悔しているようです。
どうしてもその時期にしか手に入らないような希少なランドセル以外は、あまり早く買いすぎないほうが、失敗を防げるのかもしれませんね。
先輩ママはいくらのランドセルを買った?
ここからはおまけですが、一体いくらのランドセルを買ったのかというお話です。
ランドセルの相場は7~10万円程度。
私の周りのママ友を見ていると、安い人で5万円台、一番高い人で15万円ということでした。
そしてちなみに私は、2人の息子は2万円以下のランドセルを購入しています。
長男に購入したランドセル
長男には、Amazonで「Coulomb(クーロン)」というメーカーのランドセルを選びました。
実際に購入した当時のモデルはもうないので、下記の商品は2021年モデルですが、このモデルを型落ちのセールで買ったため、購入した際は2万円を切っていました。
- 長男が希望した、ネイビーに茶色の縁取りのデザインだった
- 重さも1250gと軽量タイプだった
- 傷に強い人工皮革を使っていた
- A4フラットファイルが入る大容量設計だった
- 自動ロック式
- 防水加工が施されていて、カバーまでついていた
- 6年間保証がついている
- 口コミ評価が高かった
実際に今小学3年生になって、日々乱暴に使い倒していますが、とても頑丈で、型崩れや汚れや破れなどありません。
本人もとても気に入って使っています。
「Coulomb(クーロン)」は女の子のかわいいデザインのランドセルもありますよ^^
「Coulomb(クーロン)」ランドセルを3年間使った使用感を写真付きでレビューしています。購入を検討されている方にはかなり役立つのではないかと思いますので、ぜひご覧ください!
次男に購入したランドセル
次男には、楽天市場で「ツバメランドセル」のこちらの黒いランドセルを購入しました。
- 次男が希望した、黒いランドセルだった
- 重さも1240gと軽量タイプだった
- 破れにくく汚れにも強い人工皮革ツバメファイバーを使用
- 立体ベルトが肩への負担を和らげそうだった
- A4フラットファイルが入る大容量設計だった
- 自動ロック式
- 防水加工されている
- 6年間保証がついている
- 口コミ評価が高かった
すごくおしゃれでかわいいランドセルです。次男はまだ使い始めたばかりですが、とても気に入って使っています。
長男よりも乱暴な次男なので、今後の傷や痛みについても追って報告できたらと思います。
ツバメランドセルも、かわいい女の子商品がそろっています。個人的に、女の子のランドセルにしては地味なカラーですが、ツバメランドセルのこのデザイン、めちゃくちゃかわいいと思います!
ランドセルは、安かろう悪かろうではない
ランドセルに5万も10万もかけなくても、2万円も出せば素敵なランドセルが手に入ります。
価格が安いのも、自社工場で店舗を持たずに生産しているなど、粗悪品だからということではありません。
逆に、百貨店においていたり、TVでCMをガンガン流しているようなメーカー、店舗販売しているメーカーは、その分の販促費もランドセルの価格に上乗せされているということです。
実際に背負ってみることができないというネックはありますが、返品保障などもあるので、ネットで購入するハードルも低くなっています。
3万円以下で買えるおすすめのランドセルはこちら▼
お金はランドセル以外にかけて大正解
長男の時に、百貨店のランドセル会場に祖父母と意図せず行くことになりました。
ランドセルの価格は10万くらいするというのが、祖父母の認識になったようで、両家の祖父母から5万円ずつランドセル代として入学祝をもらいました。
なので、百貨店で10万円のランドセルを買うこともできましたが、この10万円は子供のためにジュニアNISAで投資することにしました。
これから子供にはどんどん教育費がかかります。子供1人3000万円とも言われていますからね!
「ランドセルはただのカバン」
自分の信念に従った価値観で、子供のために最善なお金の使い方ができたと、大満足しています。
皆様も、ランドセル選びに失敗しないように、心から満足できるランドセルをゲットしてくださいね!

人の失敗談は、転ばぬ先の良い杖として使いましょう♪
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