学校でも家庭でも教えてくれないお金のこと、知らないままで本当にいいですか?ちゃんと勉強した人だけが得をするのが世の中の仕組みです。
最近でこそようやく日本でも「お金の勉強をしましょう」「マネーリテラシーを上げましょう」なんて言葉を聞くようになりましたが、まだまだ多くの日本人の根底には「お金の話をするのはいやらしい」「お金は汚いもの」「お金儲けは悪いこと」のような感情が根強く残っているのではないのでしょうか。
そうね、しょう君のママの周辺以外でお金の話をすることは無いし、なんだかタブー感があるかも、、、。お金にがめつい人間と思われるのも嫌だし。
そうですよね。
きっとそれは、皆さんが子供のころからご両親に
「人前でお金の話なんてはしたない!」
と言われて育ってきたからです。
その一方で、お金に対する必要な知識を親から教えてもらった記憶が無いというのも、きっと私だけではないと思います。
それが日本人と金融知識のスタンダートだからです。
家庭でも、学校でも教えてくれないお金に関する事、誰も教えてくれないからと言って知らないまま一生を終えるととてつもなく損をしますよ!
と言うことで、「40代・初心者でもまだ間に合う!」をコンセプトに、お金の基礎を1か月でマスターする効率的な勉強方法を紹介します。
なぜ学校でお金の勉強は習わないのか?
私たちの生活で切っても切り離せない「お金」。
古典や相対性理論なんて高等な学問を学ぶ前に、「税金」「社会保障制度」「保険」「ローン」「投資」みたいな現実的な項目を小学校の高学年から中学校の義務教育で、「生活科」として学ぶべきだと私は思っているくらいです。
社会に出るすべての人に必要なお金の知識こそ義務教育で教えるべきなのに、全くと言っていいほどスルーされ、私たち日本人はお金の勉強の機会を与えられずに社会に放り出されます。
アメリカでは小さい頃からお金の勉強や、高校生では本格的な投資の勉強をするっていうじゃない?日本ってやっぱり遅れているわよね、、、。
日本でお金の勉強を積極的に教えないのには、実は理由があり、意図的なものです。
それは、日本の義務教育が「良い従業員」を作り出すための教育を目的としているからです。
税金がこんなに上がっても暴動が起きない日本
日本の給料の水準はこの20年間全く変わっていないどころか、大きく減少しているのをご存じでしょうか?
額面では20年間横ばいですが、年々税金が増え続けているせいで、同じ額面の給与でもその手取り額は大きく減っているのです。
もし日本の義務教育で税金の仕組みを事細かに教え、税金の優遇制度を国民全員が使いこなし、節税のために事業主になる人が増えてしまったらどうなるでしょう?
税金の使われ方はもっと厳しく国民に監視され、税金をたくさん払ってくれるサラリーマンが減り、税収が減ることになり、税金の恩恵にあずかっている側の人に不利益をもたらします。
そのため、日本政府は、無知で従順で、おとなしくたくさんの税金を搾取させてくれる(そのことにすら気が付かない)良い従業員を育てるために、学校であえてお金の教育を行わないのです。
役所の窓口では案内してくれない
もちろん、役所の窓口に行っても、事細かく節税のことや国民のための制度について丁寧に案内してもらえることもありません。
自分で調べて、自分で申請して、自分で活用しなければ、優遇制度や社会保障制度がある事さえ知らずに、ずっと払い続ける側の立場から抜けられないのです。
だからこそ、ちゃんとお金について勉強することが必要なのです。
一般的なサービスは、お金を払えば払うほど良いサービスを受けられますが、行政サービスはどんなにお金(税金)を払っても、むしろ払えば払うほど何のサービス(手当など)も受けられなくなり、さらに多くを徴収される仕組みです。
お金の勉強は一生の財産になる
学校の成績がどんなに優秀でも、社会に出て仕事でその知識を使わなければ、その知識は生きるうえでは大して役には立ちません。
でも、お金に関する知識は、生きることに直結しています。
一度身につけてしまえば、一生使える財産ともいえる武器になるのです。
まず自分がお金の勉強をしたら、ぜひ自分の子供にもお金の教育を始めましょう!
身につけたお金の知識は、社会に出る際の大きな盾となり我が子を守ります。
「給与明細の見方がわからない」「リボ払いって何?」「年末調整?源泉徴収?意味不明、、、。」そんな社会人が増えていますので、ぜひ親子でお金の勉強を!
お金の勉強は何からやり始めたらいい?
「お金の勉強」「金融知識」と言われても、なんだかふわふわしすぎて何から手を付けたらいいのかわからないと思います。
ここからは具体的に、お金の勉強をどう始めたらいいのかを解説します。
目的と現状把握から
あなたは、収入がそこそこ多いはずなのに、なぜかお金が貯まらない、、、そんな状況なのか、それとも、そもそもの収入が少なくて頑張って節約しているのに貯金が全くできない、そんな状況でしょうか?
同じ「お金が貯まらない」でもこの2つの状況では、通り組むべきことが全く異なります。
まずは、自分の収入と支出の状況を把握し、そこからどうしていきたいのか目標を決めましょう。
【 収入がそこそこ多いはずなのに、なぜかお金が貯まらない 】
→目的:収入よりも支出を抑えてお金を貯める事(節約・節税)
【 収入が少なくて頑張って節約しているのに貯金が全くできない 】
→目的:収入を増やしてお金を貯める事(転職・副業・投資)
お金を節約するのが目的なら
収入が多いのにお金が貯まらないのは、収入と同じだけかそれ以上にお金を使っているからです。
この場合は、税制度を学んで節税の対策をしたり、節約について学んで、無駄な出費を減らすことで、お金は貯まり始めます。
お金が貯まる公式は「収入>支出」たったこれだけのことです。
お金を増やすのが目的なら
収入が少なく、お金を増やすのが目的の場合、公的支援の制度など当てはまる補助金やもらえるお金がないかを調べたり、給料の高い仕事に転職したり、副業や投資についての勉強が必要です。
このように、自分の状況と目的に合ったお金の勉強から始めると、飽きずに実践的に続けられます。
まずはお金の全体像をつかむのがおすすめ
ただ、お金の知識が全くゼロの状態から、例えば急に投資のことだけを学び始めるような場合、持っている知識がかなりアンバランスなものになります。
本腰を入れてお金について勉強しようと思うなら、まずお金の全体像を学んでから、自分の目的に合った項目をさらに実践的に学ぶのがおすすめです。
まずは広く浅く、お金の基礎知識を体系的に身につけたいなら、下記の書籍がおすすめです。
初心者のお金の勉強のおすすめの始め方
ここからは、私が実際にお金の勉強をすすめていて知識が身につけやすかった勉強方法についてご紹介します。
お金の勉強はFP資格の教科書がおすすめ
お金のことを手っ取り早く学ぶには、国家資格であるファイナンシャルプランナーのための教科書を読むのが一番おすすめです。
試験を受けなくても、FPと同じ知識を身につけることになります。
目前に何か目標がないと勉強に身が入らないという人なら、FPの試験を受けるためのテスト勉強をしてみるのもいいと思います。
体系的にまとめてくれているのが、教科書の魅力ですね。
試験を受ける気でしっかり勉強すれば、1か月もあればお金に関する基礎知識を網羅できるのもFP教科書で学ぶ魅力です。
お金の勉強は無料のブログもおすすめ
また、お金の知識は、ブログ記事でも勉強することができます。
ネットメディアは情報が新しいので、税制が変わったときなど、最新の情報を得るならインターネットが重宝します。
一定の内容を深く掘り下げたいときにも、同じテーマのブログをはしごすると知識を深められます。
私のブログでも、主婦の目線でお金に関するありとあらゆる記事を書いていますので、興味のあるものから読んでみてくださいね!
本でお金の勉強するときは最新版を買おう
ネットよりも、本の方が学びやすいという人も多いと思います。
私も本が好きなのでとてもよくわかります。
本として出版されている分、ネットの情報よりも信頼性が高いのも本の魅力ですが、情報が古くなりがちなのところがネックではあります。
「バビロンの大富豪」のような普遍的な内容でない限りは、特に経済やビジネス、投資に関するお金の本はできるだけ最新の書籍で学ぶ方がいいでしょう。
40代のお金の勉強こそ切実に
子育て世代の30代・40代、就職氷河期でもあったこの世代こそ、お金の勉強がこれから先の豊かさを天地に分けます。
バブルの恩恵にあずかった50代以上とは違い、資産もない世代が、40代であるうちにお金の勉強をしっかり行って、資産形成のスタートを切ってギリギリ老後に間に合うのが40代なのです。
「知らないから何もしない」
が20年30年先にもたらす未来は?
想像するだけで震えるわ!お金の勉強は今すぐ始めなきゃだめね!
ゆとりある老後を楽しみたい方は、現役世代の時にしっかりお金の勉強をして、将来のためにお金を育てておく必要がありますね。
何から手を付けたらいいかそれでも困ってしまったという方は、とりあえずFPの教科書を買ってみましょう。
お金大好き、お金稼ぎたい、お金増やしたい!お金に対して素直な気持ちで接すると世界の見え方が変わります。
コメント