【知らなきゃ損!】複利効果とは?アインシュタインが「人類最大の発明」といった複利の話|単利と複利の違いを徹底解説

お金の知識
しょう君のママ
しょう君のママ

複利と単利の長期のパワーの差を、グラフを使ってご紹介!資産が倍になる複利効果ってどんだけすごいの?

「複利」と言う言葉を聞いたことがありますか?

投資の必勝パターンとして「長期投資」×「複利効果」が王道と言われるのは、かのアインシュタインが複利こそ「人類最大の発明」と言わしめたことからも容易に想像がつきます。

どうして、複利が人類最大の発明なのか?

まだこれにピンと来ていない人は、複利の恩恵ではなく、知らないうちに複利の罠にはまっているかもしれません、、、。

と言うことで今回は、知らないと恐ろしい、「複利効果」について、単利との違いと比較しながら徹底解説したいと思います。

この記事のポイント
  • 複利効果は、あのアインシュタインも認めたすごいパワーを持っている
  • 複利効果は「長い期間」でその本領を発揮する
  • 複利と単利の違いは「利子を元金に含めるかどうか」だけ
  • 複利は、お金がお金を稼ぐ無限のお金生成マシーン
  • 複利は支払う側になると元金が減ることのない恐ろしいアリ地獄
  • 老後資産は寝るべく早く形成し始めれば元手は小さくて済む

複利とは?

「複利」は「重利」とも呼ばれ、複利法によって計算された利子のことを言います。

複利法は、元金によって生じた利子を次期の元金に組み入れる方式で、元金プラス利子にも次期の利子がつく仕組みです。

そうすることで、年月の経過に伴って各期の利子が雪だるま式に増加していきます。

投資で受け取る利子が雪だるま式に増えるのはうれしいけど、借金(ローン)で支払う利子が雪だるま式に増えていくのは、まさにアリ地獄です!

単利と複利の違い

利子の計算方法は、複利法だけではありません。

単利と複利、2つの種類があります。

単利の方は、利子を元本には組み入れず、元本部分に対してのみ利子がつく計算方式です。

元本部分は、複利のように預けた当初の金額から増えることはありません

単利=元本×金利

複利=(元本+利息)×金利

単利は、利子を元本に組み入れず、何年経過しても最初の元本部分に対してのみ利子がつくことです。

一方複利は、得られた利子を元本に組み入れて利息がつくので、時間が経過すればするほど元本が増えて利子も増えるのです。

単利と複利の違いは「利子の対象に、毎回の配当を含むか含まないか」と言うことだけですが、これが時を経て大きな差を生むのです。

アインシュタインが複利を「人類最大の発明」と言った理由

 「複利は人類最大の発明。知っている人は複利で稼ぎ、知らない人は利息を払う」

これは、100年以上も前に相対性理論で有名なアルバート・アインシュタイン博士が残した言葉です。

わぉ、なんだかドキッとさせられるわ!

20世紀最大の物理学者とも言われるアインシュタイン博士が「人類最大の発明」「宇宙で最も偉大な力」と呼んだものは、特殊相対性理論でもブラウン運動の理論でもなく、「複利」だったのです。

「複利」は決して真新しい概念ではありません。

古くはローマ法にも記述が見られる利子の概念ですし、バビロンの大富豪の教えにも出てきます。

ではなぜ、そんな複利を、天才物理学者のアインシュタイン博士が、「人類最大の発明」と称したのでしょうか?

一説によると、資本主義社会の急成長を、金融の力の象徴「複利」に見たアインシュタインが、引き合いに出したのではないかと言われています。

天才物理学者から見ても、「複利効果」はそれほどパワフルなものだったのです。

「投資」で複利を味方につけよう

冒頭でも説明したように、投資での必勝 パターンは「長期投資」×「複利効果」が王道だと言われています。

チャートの上下動に合わせて短期で売り買いをして利益を出すFXのようなものを「投資」だと思い込んでいる人も一定数いると思いますが、実は投資の醍醐味は「複利効果」によるものです。

複利で投資運用をする場合、保有する年数が長ければ長いほど利益は大きくなります。

それは先にも説明した通り、複利は利子が元本となって新たな利子を呼び、その額は毎年膨らむことになるからです。

私がこれまでにご紹介してきた名著「お金は寝かせて増やしなさい」「投資の極意」にも、長期で保有して複利のチカラでお金を増やすのが王道だと説明されています。

バビロンの大富豪の教え でも、得た利子を使って贅沢をするのではなく、そのお金でさらにお金を稼ぐように教えています。

投資で言うと、得た配当金を消費するのではなく、「配当金再投資」と言う形で、配当金をさらに投資に回して元金を増やしていく事で、お金自身が働いて稼ぐ金額が増えていくのです。

「複利」はお金でお金を稼ぐ無限のシステム

とはいえ、短期間では複利も単利も大きな差がなく、ピンとこない人も多いと思います。

複利が大きな効果を発揮するのは、20年、30年と長い期間を要するからです。

試しに、100万円を年利5%で、単利と複利で運用したときの資産総額を比較してみましょう。

単利(円)複利(円)差額(円)
11,050,000 1,050,0000
21,100,0001,102,5002,500
31,150,0001,157,6257,625
101,500,0001,628,895128,895
151,750,0002,078,928328,928
202,000,0002,653,298653,298
252,250,0003,386,3551,136,355
302,500,0004,321,9421,821,942

最初の数年の差額は、数千円と大したことはありません。

でも、10年20年と年月を重ねるごとにその増え方は加速していきます

長期目線で見た複利効果は、下記のグラフのような伸び方をしますが、このお金の増え方にびっくりされ方も多いと思います。

出典:カシオ計算機「keisan」サイトのシミュレーターより

単利と複利では、30年もたてば倍近い資産総額の差を生みます。

単利で預けて1年に1回の利子を使ってしまうことが、どれほど損になるか分かりますね。

大きく資産を増やしたいなら、複利運用をできるだけ早めにスタートさせることが基本です。

たとえ最初に預け入れる元本が少なかったとしても、預け入れ年数を長くすることで複利効果は高まるので、最終的な金額は増えていきます。

30代の私に、30年以上先の老後資金なんてまだ考えるのは早いと思っていたけど、たくさん元手がない一般人こそ、できるだけ早く長期の投資を始めるべきっていうことだったのね!

そうですね!長期間運用すればするほど、お金がお金をどんどん稼いで、雪だるま式に膨れるのです。時間が長く取れるに越したことはありません。

だから私は、子供のお小遣いやお祝いでいただいたお金など全て、子供用口座で投資資産にして残しています。子供が将来使う頃にはどれだけ増えているでしょう?

たた、投資は選ぶ投資先を間違ったり、短期的に見れば社会情勢などの影響次第では分配金が出ないことや、値下がりすることもあります。

そして、そもそも全く将来性のない株に投資しても、この長期投資と複利効果は得られません。

長期運用に適した成長を見込める投資先を選んだりする投資の知識を身につけることが、あなたの資産は複利効果で雪だるま式に増やすことになるのです。

長期投資は、投資のリスクを減らすという意味でも、過去の記録より確かな方法として認識されていますし、投資は危険なことやギャンブルとは思わず、正しい知識を身につけることが大切です。

複利効果と投資についてもっと知りたい、勉強したいという方は、下記の書籍でさらに詳しく詳細が説明されているので、本気で資産を増やしたい方こそぜひ手に取ってみてくださいね!

しょう君のママ
しょう君のママ

くれぐれも、利子を支払う方で、複利効果の餌食になるようなことのないようにご注意くださいね!それはまさに地獄です!

コメント

タイトルとURLをコピーしました