【感想】2030世界の大変化を「水平思考」で展望する|ネタバレ気味で考察してみました

体験談・レビュー
しょう君のママ
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情報強者として、近い未来をパワフルに生きていくなら、絶対読むべき名著の、ネタバレ要約です!

最近読んだお気に入りの本が、中田敦彦のYouTube大学でも取り上げられていてびっくりしました!

2030年、10年後の未来を俯瞰的にそして水平思考的に解説したこの【2030世界の大変化を「水平思考」で展望する】は、情報強者の必読本です。

中田敦ちゃんも大絶賛のこの名著を、子育てママの目線の考察付きで、かなりネタバレ気味に解説していきたいと思います!

近い将来、有利な生き方をしたい、子供にもそうなってほしい、そう思うママさんにこそこの記事の考察がお役に立つのではと思います。

【2030世界の大変化を「水平思考」で展望する】の要約

【2030世界の大変化を「水平思考」で展望する】の著者は?

【2030世界の大変化を「水平思考」で展望する】の著者ギレン・マウロ氏は、スペイン出身の大学教授です。

イェール大学で社会学の博士号と、母国スペインのオビエド大学で企業経済学の博士号を取得しており、専門は「グローバル市場動向」

現在は、ペンシルベニア大学ウォートン・スクールで国際経営学を教える大学教授です。

BBCやブルームバーグTV、「フィナンシャル・タイムズ」紙、「ニューヨーク・タイムズ」紙などメディアへの露出も多い方です。

イメージではなく事実ベースで世界をとらえる名著

世界の10年後を見据えた動向を、「水平思考」でとらえていくのが特徴の【2030世界の大変化を「水平思考」で展望する】

水平思考(Lateral thinking)とは、既成の理論や概念にとらわれずアイデアを生み出して問題を解決する方法です。

未来の未知の変化の「傾向」を俯瞰的に捉えて、新たな視点でチャンスに変える、そういったイメージで2030年が描かれています。

この、傾向を俯瞰的にとらえるために、「イメージ」ではなく「事実」をベースにファクトフルネス的考え方をベースに未来の大変化を下記のように述べています。

来るべき10年後の大変化

・孫よりも祖父母が多くなる。
・アジア・アフリカの中流階級は、欧米の中流階級よりも多くなる。
・世界の経済は、近代史上はじめて非西洋の消費者によってリードされる。
・男性よりも女性がより多くの富を所有することになる。
・労働者よりもロボットが多くなる。
・人間の頭脳よりも人工知能が多くなる。
・国家よりも通貨が多くなる。

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キーワードは「人口」と「テクノロジー」

2030年には、世界の人口の構成や産業・テクノロジーに大きな変化が訪れる時代と予測されています。

地球全体では人口が増加している一方で、日本を含めた「かつての」先進国の人口は減少し、孫よりも祖父母が多くなるのです。

一方、アフリカやインドなどでは人口は増え続けており、2030年の予測では、新生児の3人に1人がアフリカで生まれるというのです。

2030年はアジア・アフリカが消費の中心

消費の中心の中心は欧米にあります。

それが2030年にはアジア・アフリカに移るとのこと。

その理由は「人口」つまり消費市場の大きさと言うことです。

また、アジアやアフリカは「リープフロッグ型発展」で経済をどんどん成長させています。

リープフロッグ型発展とは

「リープフロッグ型発展」とは、リープフロッグ現象ともいいいます。

社会インフラが整備されていない新興国において、新しいサービスが先進国が歩んできた技術進展を飛び越えて一気に広まる現象をさします。

一例として、多くの新興国において固定電話の普及を待たずに携帯電話およびスマートフォンが急速に普及したことや、紙幣やクレジットカードATMよりも電子マネー決済が発展した例が挙げられます。

アジア・アフリカを「発展途上国」なんて思っているのは、時代遅れのイメージでしかありません。

ひとつ前の技術を飛び越えて、スマホが普及し、電子マネーがスタンダードになっている今、固定電話や紙幣文化が根強く残る日本よりも一歩先の技術発展を遂げています。

2030年はアフリカンドリーム

アフリカの大きさは、欧米諸国やアジアを合わせた面積に匹敵すると言われています。

その広大な土地で、人口が爆発的に増え、そしてテクノロジーがリープフロッグ型に発展を遂げている今、2030年に向けて大きな成功をつかむ市場はアフリカにあると言われています。

「アメリカンドリーム」ならぬ「アフリカンドリーム」ですね!

人が多く集まる場所にお金は集まりますし、テクノロジーの発展が著しいところにお金が集まります。

アフリカって、貧富の差が激しくて、食料にも困っていて、、、そんなイメージしかなかったからびっくり!

未来予測は「イメージ」ではなく、全て「データ」で行います。客観的なデータこそが、正しい未来の発展を予測するのです。

アフリカは、新興国ではありますが、発展途上ではありません。

こういった、これから急速に発展するアジアやアフリカで、既存の常識ではない新しいアイデアで市場に切り込んでいけば、大きな成功がつかめる、それが「水平思考」的アフリカンドリームです。

現在も実際に、上記の地域では馴染みのなかったBBQ用品が爆発的に売れている事実があり、経済が豊かになることで、これまでにはなかった新しい文化や人々の消費動向を読んで、新しいニーズにマッチする商品やサービスを生み出せる人がこれからの未来を切り開いていくのです。

かなりざっくりとした要約になってしまいましたので、もっと詳しく2030年について知りたいという方はぜひ、この名著を手に取ってみてください!

「2030」の子育てママ視点の考察

ここまでざっくりと【2030世界の大変化を「水平思考」で展望する】について要約しました。

ここからは、子育てママ目線でこの本を読んで、私が思ったこと、これからこうして行こうと心に決めたことを考察としてご紹介したいと思います。

投資先は「中国」「アフリカ」「インド」へ

まずはママ投資家の目線から。

近年は「米国株投資」がかなり人気で「S&P500」さえ買っていれば将来は安泰と思っている人が多いと思います。

でも今後10年で、消費市場の中心がアジア・アフリカに移るということは、金融市場もそちらへシフトしていくということです。

今はまだ手数料なども割高な新興国株である「中国」「アフリカ」「インド」ですが、これらを組み込んだ全世界株式を扱う投資信託の割合を、今後どんどん増やしていこうと思いました。

そして早速、【ジュニアNISA】で「eMAXIS Slim全世界株式(日本除く)」を買い増しました。

海外で働くこと(海外の市場を取り込むこと)を視野に入れる

日本は少子高齢化でどんどん人口が減り、市場も小さくなっていっています

日本人はどうしても日本国内の中だけで活躍の場を見つけようとしますが、全体が小さくなってしまったパイを取り合うよりも、爆発的に大きくなっている市場の中で自分の活躍の場を見つける方が簡単に成功を収められるはずです。

中国やインド、アフリカの市場を視野に入れたビジネスや、海外で働くことを、自分や子供のスタンダードにしていく必要があります。

海外の人に向けたYouTubeや中華系のSNS等をしている人も増えていますよね!そういった視点を持っていることが大事だと痛感しました!

英語はやっぱりマスト

そういったことからも、子供を育てるママとして、何をおいても英語教育だけは絶対にみっちりやらなければいけないなと思いました。

今はまだコロナの影響で海外には行けないので、オンライン英会話スクールなどを利用しながら、ゆくゆくは留学なども視野に入れて、子供が社会に出るころには、英語をマスターしている状態になっているのが好ましいと思いました。

英語圏だけでなく、インドの公用語も英語なので、これは、絶対的に必要な教育投資です。

アフリカでは様々な独自の言語がある中でも、英語も同時に使用されています。

アフリカ各国の人口ランキングと主要言語

国名主要言語人口(100万人)
ナイジェリア連邦共和国英語、各民族語140.4
エチオピア連邦民主共和国アムハラ語、英語73.8
エジプト・アラブ共和国アラビア語72.8
南アフリカ共和国英語、アフリカーンス語、ズールー語、コサ語(ほか、計11言語が公用語)44.8
ケニア共和国英語、スワヒリ語38.6
アルジェリア民主人民共和国アラビア語、ベルベル語、仏語34.5
タンザニア連合共和国スワヒリ語、英語34.4
スーダン共和国アラビア語、英語34.2
コンゴ民主共和国仏語、キコンゴ語、リンガラ語29.9
モロッコ王国アラビア語、仏語29.7
ウガンダ共和国英語、スワヒリ語、ルガンダ語24.4
ガーナ共和国英語24.2
モザンビーク共和国ポルトガル語20.3
カメルーン共和国仏語、英語17.1
コートジボワール共和国仏語15.4
マリ共和国仏語、バンバラ語14.5
ブルキナファソ仏語、モシ語、ディウラ語、グルマンチェ語14.2
マラウイ共和国英語、チェワ語13.1
ザンビア共和国英語、ベンバ語、ニャンジァ語、トンガ語13.0
マダガスカル共和国マダガスカル語、仏語、英語12.2
外務省 世界の国々(アフリカ)より

そして可能であれば、「中国語」その次には「フランス語」も学んでおきたい言語です。

日本語、英語、中国語のトリリンガルになれたら、結構最強だと思います!

と言うことで、私の個人的な考察でした。

もっと詳しく2030年について知りたい方は、ぜひ【2030世界の大変化を「水平思考」で展望する】を読んでみてくださいね!

しょう君のママ
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ここではほんの一部しか紹介できなかったので、ぜひ手に取って読んでいただきたい一冊です!

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