2021年10月に為替相場は3年ぶりに、1ドル114円を突破しました。
この円安は、コロナウィルスの影響や原油高等の影響だけでなく、日本経済の弱体化が原因だと言われています。

30年も賃金が上がっていない日本だもの、経済はちっとも成長しないどころか、税金は増えて年収も下がってるのよね。
「円安は早ければ年内にも120円、125円と進む恐れがあります。’22年に入ったら、130〜135円まで覚悟する必要があるでしょう」とシグマ・キャピタルチーフエコノミストの田代秀敏氏も、円安の加速を予想しています。
企業の稼ぐ力が衰え、賃金が上がらない日本は、この30年で他の国に次々と追い抜かれ、「米国並み」から「韓国並み」の経済になったと言われています。
”途上国”とまで言われる日本、どんどん日本円の価値が下がる円安、円安の影響で上がる物価、、、、「悪い円安」と言われるまさに今、私たち主婦の目線では、どのような影響があるのでしょうか?
そして、その影響を回避する方法はあるのでしょうか?
「円安とは何か」というところから「円安の対策」まで、詳しく解説していきます。
円安とは?
「円安」とは、 円の価値がドルに対して下がった状態 を指します。
例えば1ドルが100円から120円になると、1ドルと交換するために、20円多くの円が必要になりますね。こういった状態が「円安」です。
具体的に説明すると、アメリカでジュースが1本1ドルだったとして、昨日は日本円換算で100円で1本買えたものが、今日は120円出さなければ買えなくなるということです。
これが、円の価値がドルに対して下がった状態なのです。

この逆の状態が、「円高」ですね。
円安とはいくらから?
そうなると、円安の基準はいったい1ドルいくらから?という疑問が浮かぶと思いますが、実はそこに明確な基準値は存在しません。
一般的な「円高」「円安」は、あくまで“傾向”を表しています。
ひとつの考え方に、購買力平価というものがあります。
例えばアメリカで1ドルで買えるハンバーガーが、日本でも100円で買えるとすると、1ドルと100円の購買力は等しいので、為替レートは1ドル=100円が妥当だという考え方です。
これを基準にすると、1ドルが100円を切ったら「円高」になり、1ドルが100円以上になると「円安」ということです。
実際の現在のビッグマック指数で換算すると、東京で390円のビッグマックはアメリカでは5.65ドルなので、1ドル69円くらいだと、円とドルの価値が同じくらいだと言えます。
「○○円」という明確な基準は存在しないものの、こうした方法で考えても、現在の1ドル114円が円安だということが分かります。

1ドル114円の今、アメリカでビックマックを買おうと思ったら、644円もかかります。円の価値がすごく安くなっているようですね!こうなると、海外旅行をすると物価の高さが家計に大打撃です!
円安になったらどうなる?
円安の概念がわかったところで、円安になったら私たちの生活などにどんな影響を及ぼすのかを、主婦目線で見ていきましょう。
日常生活への影響
- 輸入品の実質値段が上がるので、販売価格も上がり、買い物に影響する
- 海外旅行での買い物が不利になる
円安が進むと、海外から輸入している小麦や肉、魚などの値段が上昇し、家計を直撃することになります。
かと言って、国産品はもともと高値であることから、実質的に物価全体が押しあげられることとなります。
これは、賃金は上がらないのに、物価だけが上昇する「悪いインフレ」です。
こうなると、家計を圧迫し、私たちの生活は苦しいものとなります。
海外旅行で不利になるということは言うまでもありませんね。

コロナが明けたら海外旅行を考えていたけど、円安だと海外旅行で多くのお金がかかって不利なのよね、、、。
外貨預金への影響
外貨預金の場合、円で引き出すことで 「為替差益」が得られます 。
為替差益とは、為替レートの変動で増えたお金のことを指します。
例えば、1ドル100円の時にドルに換えて預金しておいたお金は、今は114円となっているので、14円増えていることになりますね。
企業への影響
では、あなたや旦那さんの働く会社にはどのような影響を及ぼすのでしょうか?
これは、業態によってメリットとデメリット両方あります。
輸出企業・・・商品代金を外貨で受け取るため、円安になると円換算での売上高が増えます。
輸入企業・・・円安になると商品を仕入れる際に、費用が増えて利益が減ります。

円安って、思っている以上に私たちの日常生活に大きな影響を及ぼすのね!
しかも、悪いインフレを起こすっていうから、これから先が不安で仕方ないわ、、、。
円安はいつまで続くのか?
簡単には解決できない”日本の弱体化”という根本的な要因により、円安は悪化の一途をたどると予想されています。
冒頭でも紹介した通り、シグマ・キャピタルチーフエコノミストの田代秀敏氏によって
「円安は早ければ年内にも120円、125円と進む恐れがあります。’22年に入ったら、130〜135円まで覚悟する必要があるでしょう」
とも言われています。
円安の対策に今できることは?
円安による「悪いインフレ」の先の未来には、最悪日本国内で働いていても家族を養うことができない状況も十分に考えられます。
日本人が他の国に「出稼ぎ」に行く未来もそう遠くはありません。
海外に出て働くことのできる現役世代はまだましな方で、年金生活世代は、財産がインフレで目減りしていくのに耐えるしかなくなってしまいます。
そんな今、主婦で子育て世代の私たちにできることは
- 海外への投資などの資産運用
- 子供への英語教育
ではないでしょうか?
外貨預金では、円安のメリットを享受でき、海外企業への投資によって海外の経済成長の恩恵にも預かれます。
こうした、海外に目を向けた資産運用が今大切な時期を迎えています。
そして、子供が将来が不安な日本だけでなく、海外でも活躍できる人材になるように、小さいうちからの英語教育はとても大事になっています。
今はコロナの影響で、英語教育のオンライン化が一気に進みました。
全国どこにいても、質の高い英語教育が自宅から安価で受けられるので、ぜひ無料体験をしてみてくださいね!

子供への英語教育は、”教育投資”としておすすめです。
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