「ドンキ 肉 まずい」で検索してこのブログにたどり着く方が結構いらっしゃるようで、アクセスを見るとこのキーワードでのアクセスが本当に多いんです!
おかげで、下記の記事が私のブログ記事の中でもトップ10に入るアクセスを集めています。
でもちょっと待った!
超ドケチ節約家の筆者も、「不味いけど安いから仕方ないわ」と我慢して安いお肉を食べているわけではありません!
ドンキや業務スーパーで売っている安いお肉を、柔らかく美味しくする方法を知っているから、買っているだけです。
あら、そうだったの?ドンキの肉を買うなんて、てっきり節約のためなら美味しくなくても我慢しているのか、もしくは味覚がバカになっているのかどっちかだと思ってた!
失礼な!そんなことはありません!
私の弟が肉の卸で働いているので、A5ランクの牛肉もよくごちそうになりますが、それでもドンキホーテのお肉も美味しく食べられます。
さすがに塩だけ振って焼いたらその味の差は歴然かもしれませんが、科学的根拠のある下味のつけ方などを駆使して上手に保存すれば、安いお肉を大量買いしても、柔らかく美味しく食べきることができます。
まさかこれが格安のお肉?!と疑いたくなるような、柔らかさと美味しさを出すことができる方法がちゃんとあるんです!
しかも冷凍保存ができるから、ロスなく長持ちしてコスパも最強!
ということで今回は、科学的根拠に基づいた「安い肉を美味しくする方法」と、それを活用した下味冷凍や調理方法の例をご紹介します。
安いお肉を柔らかく美味しくする方法
では早速結論から行きましょう。
お肉を柔らかく美味しくするポイントは3つ、
- 塩
- 酵素
- コーティング
です。
なんとなく、分かるような分からないような、、、というこの3つのポイントについて、その根拠について下記で説明していきます。
肉を柔らかく美味しくするポイント1つめ”塩”
昔から保存食といえば「塩漬け」ですよね。
冷蔵庫なん手存在しない大昔の保存食といえば、漬物、梅干し、といった野菜類だけでなく、魚や肉も塩漬けして保存してきましたよね。
なぜ潮につけるかというと、塩漬けすることで、食材の中の余分な成分を引き出すことができるからです。
そして、食材にまんべんなく塩が浸透することで、食べ物の酸化を防ぐ。
これが、お肉の余分な成分である臭みを消して美味しくするというわけです。
生ハムやベーコンなんかがそれそのものですよね。
この塩についても、ただ振りかければいいと言うのでは芸が無いわね!塩の効果を利用した上手な下味で、より柔らかく美味しいお肉にできます。
その方法は後程紹介します。
肉を柔らかく美味しくするポイント2つめ”酵素”
「たんぱく質分解酵素」という言葉を聞いたことがありますか?
読んで字のごとく、お肉などのたんぱく質を分解して柔らかくする酵素のことを指します。
このたんぱく質分解酵素は、特定のフルーツや野菜、キノコなどに含まれていますので、下記の表にまとめました。
タンパク質分解酵素を含む食べ物 | 調理例など解説 |
---|---|
玉ねぎ | すりおろした玉ねぎを、お肉に15分程度漬けて調理。漬け時間が長ければ長いほど、お肉が柔らかくなる。 |
パイナップル・パパイヤ・キウイ | すりおろした生の果肉を、15分程度お肉に漬けて調理。 ドライフルーツにはお肉を柔らかくする効果はないので注意。 酢豚やハワイアンステーキなどがある。 |
塩麹・醤油麹・味噌 | 塩麹や醤油麹などの発酵調味料に含まれる麹菌には、たんぱくしつ分解酵素の「プロテアーゼ」が含まれる。 |
はちみつ | お肉の両面に蜂蜜を塗布し、30分ほど漬けて調理。はちみつにあるブドウ糖と果糖が肉の内部に浸透し、たんぱく質が固くなるのを防ぐ。はちみつの甘みを砂糖代わりに調理すると便利。 |
ヨーグルト・牛乳 | ヨーグルトには乳酸菌が、肉の繊維を柔らかくする。お肉をヨーグルトに1~2時間漬け込んで調理。ヨーグルトの代わりに、牛乳でも同様の効果がある。 代表的な料理として、ヨーグルトとスパイスで鶏肉を漬け込んで焼くタンドーリチキンなどがある。 |
まいたけ | まいたけは、たんぱく質分解酵素「プロテアーゼ」を多く含む。 |
酢豚にパイナップルが入っていたり、スペアリブをパイナップルジュースで煮込んだりするのって、お肉を柔らかくするためだったのね!
肉を柔らかく美味しくするポイント3つめは”コーティング”
お肉が硬く美味しくなくなる原因は、焼いている時に肉汁が外に流れ出してしまうためです。
なので逆に、オイルや粉などで表面をコーティングすることで、肉汁を中にぎゅっと閉じ込めることがお肉を美味しくするポイントなのです。
焼く直前に薄く片栗粉をまぶしてお肉の表面を薄くコーティングすると、肉汁が閉じ込められて柔らかくてジューシーに仕あがります。
また、ひき肉にゼラチンを混ぜ込んで肉汁を閉じ込めてしまうような調理方法も、お肉を柔らかくジューシーに美味しく仕上げるコーティング術の一つです。
下味冷凍でおいしくて家事時短の一石二鳥!
ここまで、お肉を柔らかく美味しくするポイントをご紹介しました。
ここからは、そのポイントを使った一石二鳥の下味冷凍の方法をご紹介。
調理時間の時短や節約したいコスパママさんは必見です!
下味冷凍のメリット
ドンキホーテや業務スーパー、コストコなどではお肉はとても安く手に入りますが、そのひとパックは大量で、大家族でもない限り一度の食事では使いきれませんよね。
そのままラップに包んで冷凍することもできるのですが、それだと空気に触れて酸化したり、冷凍焼けするなど、お肉自体がどんどん美味しくなくなってしまいます。
そこで、「下味冷凍」が活躍するのですが、調味料などを合わせたタレに付け込んで冷凍保存することで、酸化や冷凍焼けを防ぐだけでなく、味がしっかり染み込んだり、硬いお肉を柔らかくすることができます。
その他にも、下味冷凍保存には下記のようなメリットがこんなに色々あります!
- 冷凍保存で味が落ちるどころか、美味しくなる
- 冷蔵や常備菜よりも長期保存ができる
- 解凍して焼くだけなど、時短料理が作れて平日が楽
- 大量買いしたお肉を無駄なく使いきれる
- 作り置きおかずとは違い、出来立てのおかずとして美味しく食べられる
- 下味冷凍することでお肉が柔らかくなる
下味冷凍でなぜお肉が柔らかくなったり美味しくなるかというと、最初に説明した塩や酵素を含む調味液や、オイルや片栗粉などのコーティング成分で味をつけて冷凍するからなんです。
その理屈さえかっていると、その時家にあるものや、自分で好みの下味冷凍レシピが考案できますね。
最初は下記のような本を参照して、いろんな下味冷凍を試してみるといいかもしれません。
下味冷凍アイデアBEST3
ではここからは、そんなメリットいっぱいの下味冷凍でも、筆者のお気に入りの簡単で美味しいレシピをご提案します。
液体塩麹漬け
パサパサになりがちな、あの鶏胸肉でさえ、塩麹につけてしまえばあら不思議、とっても柔らかくてジューシーなお肉になります。
でも塩麹や醬油麹などの発酵調味料に漬け込むと、調理の際にもろもろとしたあの麹が焦げ付きやすくなるのが難点。
そこでおすすめなのが液体塩麹です。
液状なので、あの独特のモロモロがなく、いろんな調理の下味として重宝します!
片栗粉deハンバーグ種
片栗粉を練り込だハンバーグの種を作って小分け冷凍しておくと便利です。
我が家の鉄板下味冷凍として大活躍しています!
焼肉のたれ漬け
焼肉のたれが1本あれば、どんなお肉も美味しくなります。
焼肉のたれの成分には、すりおろした玉ねぎや果物などが含まれているため、美味しい味が付くだけでなく、お肉がさらに柔らかくなります。
お肉と垂れだけでなく、玉ねぎなども一緒に入れておくと、本当に焼くだけでメインの1品になるのでおすすめです。
他にも、下味冷凍って本当に色んなや方法があるので、ぜひ下記のような本を参考にしてみてくださいね。
これで、ドンキや業務スーパーで安いお肉を大量買いしたって怖くない!
安いお肉を、柔らかく美味しくする方法を知っているからこそできる、かしこいママの節約術です!
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