
2024年から新NISAがスタートしますね。
今日はそんなNISA制度についてマスターしましょう!
今日は、NISA(ニーサ・少額投資非課税制度)についてのお話です。
NISAには「一般NISA」と、積み立てができる「つみたてNISA」、子供を対象とした「ジュニアNISA」の3種類がありますが、その利用率は2020年12月末の時点で、15%程度にとどまっています。

NISAってよく名前は聞くんだけど、内容はよく知らないわ、、、

投資のお得な制度なんでしょ?でも具体的な内容はよくわかっていないから知りたい!
今日は、そんな投資初心者ママのために、NISA(ニーサ・少額投資非課税制度)について、詳しくまとめました。
忙しいママのために、5分で読めるようにエッセンスをギュッと凝縮しています!
- NISA(ニーサ)は少額投資が非課税制度になるお得な制度です
- 「一般NISA」「つみたてNISA」の違いは「対象商品」「運用期間」「非課税金額」
- 投資初心者は「つみたてNISA」がおすすめ
- 子供がいるなら「ジュニアNISA」と合わせ技でもっとお得になる
どうして初心者にはつみたてNISAがおすすめなのか?
利用率の低い制度ですが、しっかり活用して税制優遇でお得に家計を豊かに、そして将来のお金の不安をなくしましょう♪
NISAとは?を分かりやすく説明
NISAはどんな制度?
NISAとはNIPPON Indivisual Savings Accountの略で、小額投資非課税制度と呼ばれ、投資で得られた利益が一定期間非課税になる制度です。
「人生100年時代」の今、個人の資産形成を後押しするための税制の優遇制度の1つです。
NISAは2014年からスタートし、「一般NISA」、積み立て型の「つみたてNISA」、子供向けの「ジュニアNISA」の3種類があり、1人につき1つの制度を選ぶ必要があります。
「ジュニアNISA」は2023年に終了してしまう制度で、そのお得な活用方法は別の記事にまとめました。
NISAはいったい何がお得なの?
NISAを利用すると何がお得なのでしょう?
通常株式投資で利益を得ると、売るときには「譲渡益課税」、配当には「配当課税」という税金がかかります。それぞれの税率は約20%(所得税15%+5%)です。
この20%の税金が免除になるのが、NISA制度のメリットです。
【譲渡益課税】…株を売って出た利益(売却益)にかかる税金
【配当課税】…投資運用で得られた配当金にかかる税金
NISAについての詳しい説明は、図解付きで下記にまとめています。
NISAとつみたてNISAの違いとは
NISAには3つの種類がありますが、今回は「一般NISA」、積み立て型の「つみたてNISA」の2つを比較してみたいと思います。
子供向けのジュニアNISAについては、こちらの記事を参考にしてください。
一般NISAとつみたてNISAは何がどう違う?
「一般NISA」「つみたてNISA」の大きな違いは「対象となる商品」「非課税で運用できる期間」「非課税で投資できる上限金額」の3つです。
一目でわかるように、表にまとめてみました。
一般NISA | 積立NISA | |
非課税期間 | 5年 ※ロールオーバーで最長10年 | 20年 ※ロールオーバーできない |
非課税投資枠 | 年間120万円まで | 年間40万円まで |
対象商品 | 上場株式・投資信託 | 特定の投資信託 |
合計の投資枠 | 最大600万円 | 最大800万円 |
非課税の投資枠は、トータルで見ると一般NISAよりもつみたてNISAの方が多くなっていますね。

一般NISAとつみたてNISAそれぞれの特徴と、どんな人に向いているかを見ていきましょう
一般NISAの特徴と向いている人
一般NISAの制度は2014年にスタートし、利用状況は2020年12月末段階で約1200万口座です。
年間の投資金額が大きい代わりに、非課税運用期間が5年と短めになっているのが一般NISAの特徴です。
投資の対象商品は、※上場されている株式と※投資信託から広く選べます。
こういった特徴から、多めの投資金額で中期的に運用したい人、個別株への投資も検討している投資中級者に向いています。
つみたてNISAの特徴と向いている人
つみたてNISAは、一般NISAの後の2018年からスタートしました。
利用状況は2020年12月末の時点で300万口座と、その普及は一般NISA口座の4分の1程度にとどまっています。
つみたてNISAの最大の特徴は、その選べる商品にあります。
金融庁の厳しい基準をクリアした投資信託と※ETFと限定されています。あらかじめ金融庁の方で商品を絞ってくれているので、初心者でも安心して投資が始められます。
年間の投資額は40万円、月額に換算すると33000円程度となりますが、20年間非課税で運用できることから、小額をコツコツ積み立てていくための制度になっています。
※株式、投資信託、ETFなど、投資信託については下記の記事をご覧ください。
一般NISAとつみたてNISAはの普及状況
こんな、一般NISAとつみたてNISAですが、全体でも普及率はまだ15%程度です。
日本人の金融リテラシーの低さや、投資に対するハードルの高さをうかがわせますね。
金融庁のホームページに掲載のデータより、2020年9月末段階での年代別の普及状況を下記にまとめてみました。
NISA全体 口座数 | 一般NISA 年代別比率 | つみたてNISA 年代別比率 | |
20 歳代 | 94 万 5,600 口座 | 3.8% | 17.5% |
30 歳代 | 198 万 80 口座 | 10.3% | 26.8% |
40 歳代 | 253 万 6,088 口座 | 15.2% | 25.4% |
50 歳代 | 256 万 8,181 口座 | 17.3% | 17.5% |
60 歳代 | 281 万 8,587 口座 | 21.3% | 8.7% |
70 歳代 | 269 万 7,734 口座 | 21.5% | 3.6% |
80 歳代以上 | 129 万 5,033 口座 | 10.6% | 0.6% |
一般NISAは比較的年齢が高い世代が選んでいて、つみたてNISAは若い世代に比重が高いことがわかります。
2024年から始まる新NISAとは?
実は、このNISA制度ですが、2024年から新しく生まれ変わります!
投資可能期間が延びるので、まだNISAを始めていない人もこれから開始して十分メリットを享受できるようになっています!
①つみたてNISAの制度が2042年まで5年間延長!
②一般NISAが2階建ての「新NISA」に生まれ変わる
③ジュニアNISAは2023年に終了
この新NISAについては、別途下記の記事にまとめてみましたのでご覧ください。
おすすめのNISAの始め方

私の場合は、まとまった資金はないから、積み立て型のNISAが向いているかしら?
子育て世代の20~40代のママは、「つみたてNISA」が断然おすすめです!
投資期間が長く、小額から積み立てるスタイルは家計にも組み込みやすいですよね。
また、つみたてNISAの対象になっている「投資信託」は、投資初心者が最もリスクを抑えて投資ができるスタイルの投資商品です。
投資信託についてと、どんな投資信託を選べばよいのかは、下記の記事にまとめました。
私はつみたてNISA×ジュニアNISA
ここで少し我が家の投資スタイルのご紹介です。

30代の夫婦、子供2人(8歳・6歳)が我が家の家族構成です。
夫婦は「つみたてNISA」で、年間40万円×2人の80万円の非課税枠で「老後資金」のための積立投資。
子供は「ジュニアNISA」で、年間80万円×2人の160万円の非課税枠で「教育資金」のための投資。
ジュニアNISAを活用することで、年間240万円の非課税投資枠を利用することができます。
2024年まではこのスタイルで、非課税投資で将来のお金を増やしていきます。
お子さんがいるママさん投資家は、2023年まではぜひジュニアNISAを使って非課税枠を増やして活用しましょう♪
ネット証券を開設しよう
NISA制度を利用するには、まず証券口座の開設をしなくてはなりません。
このブログで何度も言っていますが、決して証券会社の窓口に行ってはいけません!

証券会社にとっての「良い商品」は、手数料の高い儲かる商品ですし、私たちにとっての「良い商品」は、手数料の安い取り分の多い商品です。窓口ですすめられる良い商品には手を出してはいけません、、、
どんな銘柄を買うにせよ、自分でちゃんと選んで自分で買うために、まずは手数料の安いネット証券を、自分で申し込んで開設してください。
これが最初のステップです、申し込んでから投資できるようになるまでは1~2か月くらい要するので、早めに申し込みは済ませておくといいと思います。
※おすすめの証券会社、具体的な手順は別記事で紹介します
口座開設の申し込みの際に、同時にNISA口座の開設の申請も行います。
NISA口座は1人に1つしか持てません「一般NISA」にするか「つみたてNISA」にするかをあらかじめ決めておきましょう。
それでは、引き続き「ママのためのお金の講座」をお楽しみください!

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